【入社3年でほぼ全員が経験】人材紹介会社で起こるトラブル・クレーム事例9選

未来の転職エージェント

人材紹介会社に興味を持っているあなたには、こんな悩みがありませんか?

あなた
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どんなトラブルやクレームがよく起こるの?

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トラブルやクレームが起こったらどう対応するの?

あなた
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トラブルやクレーム対応ってストレス溜まるもの?

たくの
たくの

次のような経験をもつ私(@taqnock)が、あなたの悩みに答えます

人材紹介会社で起こるトラブルやクレームって、想像つきづらいですよね?

私も、業界に入る前までは全くイメージが付きませんでした。

多くのコンサルタントはトラブルやクレームに体当たりで対応し、乗り越えていきます。

この記事では私が体当たりで積んできだ経験を元に、あなたの疑問に答えきます。

この記事を読むメリット
  • トラブルやクレームを頻度とケースで全体像を把握できる
  • トラブルやクレームに対応するポイントを理解できる
  • トラブルやクレームに対するストレス耐性のイメージが沸く

【件数多い順】人材紹介会社で起こるトラブル・クレーム事例9選

【件数多い順】人材紹介会社で起こるトラブル・クレーム事例9選

トラブルやクレームの事例が多い順に紹介すると、次の通り。

  1. 早期退職
  2. 直接連絡
  3. 入社辞退
  4. 内定取り消し
  5. 求人企業・求職者からのクレーム
  6. 個人情報漏洩
  7. 未払い
  8. 経歴詐称
  9. 求職者からのハラスメント

それぞれの内容について、解説していきます。

【トラブル・クレーム事例①】早期退職

求職者が紹介先企業に入社後、早期に離職してしまうケース。

その原因は、求職者側にある場合も、求人企業側にある場合もある。

求職者側に原因があるケース
  • 家庭事情
  • スキル不足
  • 人間関係の形成
求人企業側に原因があるケース
  • 内定時の条件と実際の条件との相違
  • 組織変更によるポジション変更
  • 労働環境の変化

多くの人材紹介会社は、早期離職に対して返金保証を付けている。

概ね、次の期間に設定することが多い。

  • 1か月
  • 3か月
  • 6か月

よくトラブルとなるのは、返金期間ギリギリで退職するケース。

なぜなら、求人企業側としては、数日の違いで紹介料の返金が受けられるか否かが決まるので、感情的になりやすいから。

【トラブル・クレーム事例②】直接連絡

直接連絡とは、求人企業が人材紹介会社を通さず求職者に直接コンタクトをすること。

直接連絡によるトラブルは、2種類ある。

  • 選考期間中のトラブル
  • 不採用連絡後のトラブル

選考期間中のトラブルとは、いきなり求人企業から連絡がくることによるミスコミュニケーション。

いきなり連絡がくることで「強引な企業」というイメージが求職者についてしまう。

ネガティブなイメージのある状況下では、スムーズなコミュニケーションを取ることは難しい。

特に初めて取引をする求人企業との間で発生しやすい。

なぜなら、人材紹介会社を介して求職者とやり取りをするフローに慣れていないから。

不採用連絡後のトラブルとは、求人企業側が不採用を決めたにもかかわらず、後日求職者に直接コンタクトし、採用をするというもの。

目的としては、人材紹介会社に支払う紹介料の回避

通常、人材紹介会社と求人企業との契約書上禁止されている行為なので、トラブルに発展する。

【トラブル・クレーム事例③】入社辞退

求職者から「入社します」と確約をもらっていたにもかかわらず、入社前に辞退されるケース。

特に、入社日直前での辞退はトラブルに発展しやすい。

なぜなら、採用・育成計画に大きな影響を与えてしまうから。

代替人員を確保するための期間的余裕がない状況となってしまう。

【トラブル・クレーム事例④】内定取り消し

求人企業側が求職者に一度出した内定を取り消すケース。

求職者側の入社意欲が高い場合、トラブルに発展する可能性が高い。

なぜなら、内定とは労働契約が「成立」した状態だから。

本来、内定取り消しは整理解雇の要件に該当しなければできない。

この認識がない中で内定取り消しを行ってしまうと、大きなトラブルとなる。

【トラブル・クレーム事例⑤】求人企業・求職者からのクレーム

リクルーティングアドバイザー、キャリアアドバイザーの対応に問題があると、求人企業・求職者からのクレームに発展する。

クレームに発展するケースは大きく分けて2パターン。

  • ヒアリング能力やマッチング能力が不足している場合
  • 対応が遅い場合

求人企業は「採用したい」、求職者は「転職したい」温度感が高い人ほど、逆境にあることが多い。

つまり、本当に困っている人ほど期待値が高い。

期待値の高い人に対して、期待値の調整ができていないとクレームに発展する。

【トラブル・クレーム事例⑥】個人情報漏洩

個人情報は、次の3つのタイミングで起こりやすい。

  • 求職者との応募書類を送り返す時
  • 求人企業へ応募書類を送る時
  • 求職者へ内定書類を送る時

特に、2つ目の「求人企業へ応募書類を送る時」に多い。

漏洩内容としては「送るべき求人企業とは別の求人企業に応募書類を送ってしまった」というケースが多い。

複数ある担当企業間での送り間違え。

送信先の2重チェックなどの管理体制は敷いていても、件数をゼロにすることは難しい。

なぜなら、結局最後にメール送信のボタンを押すのは人間だから。

【トラブル・クレーム事例⑦】未払い

未払いとは、契約通りに紹介料の支払いをしてくれない状況。

特に多いのは早期退職者が発生した場合の未入金。

紹介先企業は契約上、早期退職による返金額を差し引いた紹介料を支払う義務がある。

しかし、感情的に「支払いたくない」という心情になりやすい。

その理由は次の2つ。

  • 退職した社員のために支払う費用だと感じてしまう
  • 紹介だけでなく、定着するまでが人材紹介会社の仕事という誤解

紹介先企業側が感情的であるが故に、感情的な話し合いが必要となる。

結果的に人材紹介会社側が泣き寝入りするケースもある。

【トラブル・クレーム事例⑧】経歴詐称

リファレンスチェックや入社後の保険関係の手続きで発覚するケースが多い。

リファレンスチェックとは、求職者の前職での実績や勤務状況の確認のため、元上司や同僚などにコンタクトを取ること。

経歴詐称が発覚すると、内定取り消しや解雇に発展する可能性が高く、トラブルになりやすい。

特に、金融業界は経歴詐称に関しては厳しい。

人材紹介会社の立場としては、未然に防ぐ対策を講じていても全てを防ぐのは難しい。

なぜなら、職務経歴は自己申告によるところが大きいから。

【トラブル・クレーム事例⑨】求職者からのハラスメント

求職者からセクハラやモラハラを受けるトラブルもある。

例えば次のようなもの。

  • キャリアとは関係のないプライベートな相談
  • 執拗な食事の誘いなどプライベートなアプローチ

こういったトラブルが発生する一因は、次のような環境にある。

  • HPなどで顔写真を載せている
  • 女性コンサルタントが多い
  • 1対1のキャリア相談という環境
  • 「キャリア」というパーソナルな問題と直結する相談内容

ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?

あなた
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トラブルが起こったらどう対応するの?

人材紹介会社で起こるトラブルやクレーム7つの対応方法

人材紹介会社で起こるトラブルやクレーム7つの対応方法

起こったトラブルに対しての対応方法を大別すると、次の通り。

  • お詫びをする
  • 背景を確認する
  • 時系列で報告する
  • 妥協点を探る
  • 上席対応をする
  • 担当者を変更する
  • 法的手段を取る

7つの対応方法を組み合わせて対応する。

トラブル早期解決のポイントは、初期対応スピードの早さ。

その理由は次の3つ。

  • 原因の早期確認ができるから
  • 正確な対応策が打てるから
  • 2次クレームを防げるから

トラブル対応は対応を誤ると、2倍3倍の時間がかかってしまう。

なぜなら、トラブルの根本には「感情」があるから。

感情がこじれると、解きほぐすのが難しい。

まず相手の感情にいち早くたどり着くことが重要。

ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?

あなた
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法的手段を取ることってよくあるの?

【答え】あまりない

なぜなら、弁護士費用や訴訟費用、損害賠償請求金額、対応する人件費を比較すると、見合わないケースが多いから。

ここまで読んだあなたは、次のような疑問も感じますよね?

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トラブル対応ってストレス溜まるもの?

人材紹介会社で起こるトラブルやクレームは2回経験すれば慣れる

人材紹介会社で起こるトラブルやクレームは2回経験すれば慣れる

上記で挙げた7つのトラブルは、入社3年目までに一通り経験することになる。

最初はある程度ストレスがかかるものの、2回経験すれば慣れる。

なぜなら、機械的に感情的対応ができるようになるから。

経験を重ねることで対応方法・防止方法がより明確になる。

具体的には次のようなにルーティンを作るといい。

  • 自分起因のトラブル:次から防ぐルーティンを作る
  • 他者起因のトラブル:対応方法のルーティンを作る

ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?

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いつまでもトラブル対応に慣れない人もいる?

【答え】いる

慣れない人の共通点は「他責思考」が強いこと。

言い換えると、主体的思考が弱い、改善力が弱いということ。

「もし私が○○をしていれば、トラブルは起こらなかったかもしれない」と自分の行動を振り返る力が弱い。

他責思考が強いと、いつまでも状況は改善しない。

状況が改善しないと、いつまでもトラブル対応にも慣れない。

まとめ:人材紹介会社で起こるトラブル・クレームは対応の型と対応スピードがあれば大丈夫

まとめ:人材紹介会社で起こるトラブル・クレームは対応の型と対応スピードがあれば大丈夫

それでは、今日の内容を振り返ります。

トラブルやクレームの事例が多い順に紹介すると、次の通り。

  1. 早期退職
  2. 直接連絡
  3. 入社辞退
  4. 内定取り消し
  5. 求人企業・求職者からのクレーム
  6. 個人情報漏洩
  7. 未払い
  8. 経歴詐称
  9. 求職者からのハラスメント

起こったトラブルに対しての対応方法を大別すると、次の通り。

  • お詫びをする
  • 背景を確認する
  • 時系列で報告する
  • 妥協点を探る
  • 上席対応をする
  • 担当者を変更する
  • 法的手段を取る

上記で挙げた7つのトラブルは、入社3年目までに一通り経験することになる。

最初はある程度ストレスがかかるものの、2回経験すれば慣れる。

ここまで記事を読んだあなたなら、人材紹介会社で起こるトラブルやクレームについて理解を深められたのではないでしょうか。

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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