【読まなきゃ損】人材紹介会社の営業職の面接を受ける前に読むべき本3選

未来のリクルーティングアドバイザー

人材紹介会社の営業職に興味のあるあなたは、次のような悩みを持っていませんか?

あなた
あなた

おすすめの本が知りたい。

あなた
あなた

全部買うと高いなぁ…最低限どの本を読めばいいか教えて?

あなた
あなた

本の知識って、実際のところ何に使えるの?

たくの
たくの

次の経験がある私 (@taqnock) が、あなたの疑問に答えます。

  • 現役の転職エージェント管理職
  • あなたの代わりに、手あたり次第人材紹介に関連する本を買いまくってみた
  • 人材業界にいる私がすべての本を読んだ上で書評する

”人材紹介”とamazonで検索すると、色々出てきて何を選んでいいか迷いますよね?

口コミを見ても、どの意見を信用していいのか分からない…。

私も検索してみましたが、業界経験の長い私でも、中身を読まずにどの本が自分に合っている本なのかを見分けるのは至難の業です。

この記事を読むメリット
  • 人材紹介会社の営業職を目指すあなたが読むべき本がわかる
  • ”今”まず買うべき本がが分かる
  • 本で得た知識の使い方が分かる

人材紹介会社の営業職を目指すあなたにおすすめの本BEST3

人材紹介会社の営業職を目指すあなたにおすすめの本BEST3

「人材紹介の仕事がよくわかる本」

おすすめ度:★★★★★

こんな方におすすめ

絶対に人材紹介の仕事に挑戦したい!と決まっている人

この本から得られるもの

  • ”採用者の目線”の採用基準が書かれている
  • 本書の2/3は実務面の話
  • 実務シーン全般を想定したノウハウが盛り沢山

著者のプロフィール

小松俊明氏

  • 人材ビジネスの経営支援を行うリクルーターズ株式会社を設立
  • 住友商事(海外営業職)→出版社起業→米系ヘッドハンティング会社ハドソン(マネジメント兼ヘッドハンター)→リクルーターズ起業
  • 国立大学法人東京海洋大学教授/厚生労働省職業紹介責任者講習講師/サイバー大学客員教授

本の概要

  1. 人材紹介ビジネスの基本
  2. 人材コンサルタントの基本
  3. 業務フローの基本
  4. 契約実務の基本
  5. 役立つツールの基本
  6. 開業の基本
  7. トラブル対策の基本
  8. 人材ビジネスの「基本用語」「専門用語」「業界用語」集

特に役立つポイント

  • ”相手の話をよく聞ける人、前向きなタイプの人、計画性がある人”(P36)に向いている仕事
  • ”経験がないことでもイマジネーションを働かせて答えを見つけられる人”(P55)にはコンサルタントの資質がある
  • 一年目のコンサルタントは”これまでの経験や知識をリセットする覚悟が大切”(P64)

読んでみた感想

これから人材紹介の仕事に挑戦したいという人にとって参考になるだけでなく、人材紹介会社に入社後1~2年目にとても参考になるバイブル的な本。

特に第一章、第二章が参考になります。

逆に、付録にある用語集は著者が外資系のヘッドハンティング会社にいた影響もあり、”横文字”が多い印象を受けます。

ここは参考程度でよいのではないかと。

「人材業界の未来シナリオ」

おすすめ度:★★★★☆

こんな方におすすめ

人材業界全体を理解しておきたい。業界研究をしておきたい。業界の将来性が気になる。という方におすすめ

この本から得られるもの

  • 人材業界全体のビジネスモデルを理解できる
  • 現在の人材紹介ビジネスにおける”競合”の情報を整理できる
  • 今後、生き残ることのできる人材紹介ビジネスを見分けられるようになる

著者のプロフィール

黒田真行氏

  • ルーセントドアーズ株式会社 代表取締役
  • ミドル世代を退職とした転職支援サービス、中高年のキャリア相談プラットフォームを展開
  • リクルート(「リクナビNEXT」編集長、「リクルートエージェント」ネットマーケティング企画部長、「リクルートメディカルキャリア」取締役)→ルーセントドアーズ起業

佐藤雄佑氏

  • 株式会社ミライフ代表取締役
  • 未来志向型キャリアデザインエージェント事業、戦略人事コンサルティング事業、働き方変革事業を展開
  • ベルシステム24(マーケティング)→リクルートエイブリック(法人営業、支社長、人事GM、エグゼクティブコンサルタント)→ミライフ起業

本の概要

  1. 採用支援ビジネスをとりまく全体像
  2. 職業選択の広がりと採用ビジネスの100年
  3. 求人広告と人材紹介2つの人材ビジネスの誕生
  4. リクルーティングビジネスにおけるビジネスモデルの変遷
  5. リクルーティングビジネスの新潮流
  6. 人材業界のディスラプター
  7. 人事採用部門は変化にどう対応すべきなのか?
  8. リクルーティングビジネスの未来シナリオ

特に役立つポイント

  • ”リクルーティングビジネスの空白地帯に参入したソーシャルリクルーティング”(P122)
  • ”ソーシャルリクルーティングと同じく低価格帯に参入してきたのが「アグリゲーション型求人検索エンジン」”(P145)”indeedは求職者接点を根こそぎとっていく”(P152)
  • ”高い要望、期待に応えられない人材紹介会社は淘汰されていく”(P215)

読んでみた感想

現役の転職エージェントの私からすれば、非常に現場の状況をよく捉えている良書。

特に”マーケティング”の観点から、鋭く切り込まれている部分が素晴らしい。

ただし、これから人材業界に入ろうとする方にとっては少し難しく感じるかもしれない。

それでも”今後生き残っていく転職エージェントとはどのような会社なのか”を知ることができるだけでも十分に読む価値がある。

「誇れる仕事」

おすすめ度:★★★☆☆

こんな方におすすめ

両面型転職エージェントもしくは将来的にはCAを希望している人は読むべし

この本から得られるもの

  • 主にCA視点からRAに求められる重要な要素が理解できる
  • CA実務の詳細な進め方、コールドコールについての詳細ノウハウ
  • 確率論によって人材紹介を科学する考え方

著者のプロフィール

狩野洋輔氏

  • 株式会社エリメントHRC代表取締役
  • 有料職業紹介事業、ポータルサイトの企画運営事業、海外人材誘致育成事業を展開
  • 医療機器メーカー→医療系ヘッドハンティング会社(コンサルタント・マネジメント)→エリメントHRC起業

本の概要

  1. 人材紹介業界の現状
  2. 人材紹介コンサルティングの原理原則
  3. 理想的な転職を実現させるための面談
  4. 成功するエリメント流人材紹介コンサルティング

特に役立つポイント

  • ”意向・性質と求人(働き方)との間に論理の橋を架ける”(P38) 
  • ”具体的な働き方の事例を示して、納得できる「求人」を選ぶように導く”(P83) 
  • ”1つの企業でも事業部・部署ごとに業務内容もカルチャーも大きく異なる”(P91)

読んでみた感想

著者が両面型の転職エージェントを経営しており、そこでのノウハウを体系化した形の本。

全体の7~8割の内容はキャリアアドバイザー主体の目線で書かれている。

個人的には”いかに求職者に対して心理的解像度を上げるかが重要だ”という視点には、非常に共感できる部分が多かった。

リクルーティングアドバイザーとしては、キャリアアドバイザーが求職者がこういった情報を求めているということを理解した上で、クライアント対応ができればベスト。

そういった意味から読んでおくべき一冊と言える。

人材紹介会社の営業職を目指すなら、上位2冊の本は読もう

人材紹介会社の営業職を目指すなら、上位2冊の本は読もう

なぜこの2冊なのかというと、採用、教育、業務、業界の課題・将来性などの基本的な知識が網羅できるから。

具体的には、次のように網羅されています。

  • 採用、教育、業務 → 「人材紹介の仕事がよくわかる本」
  • 業界の課題・将来性 → 「人材業界の未来シナリオ」

ここまで読んだあなたは、こんな風に感じますよね?

あなた
あなた

じゃあ「誇れる仕事」は読まなくていい?

【答え】時間に余裕があれば読みましょう。

ただ、人材紹介会社の営業職を目指すあなたにとっては、優先順位は若干落ちます。

なぜならキャリアアドバイザー目線から書かれている内容が多いからです。

キャリアアドバイザー視点からみて、営業職に何が求められているのかはよく理解できます。

あなた
あなた

基礎知識なんて、転職してから吸収すればよくない?

【答え】成長スピードを上げたいなら”今”知識習得をしておきましょう。

なぜなら、複数の人材会社を経験した私からすると、社内に整備されている業務マニュアルは会社によって量と質に大きな差があるから。

最悪マニュアルがないということもあります…。

「先輩のやり方を見て覚えてね!」というパターン。

また、内容に差があるということは、あなたの転職するエージェントの業務の進め方が必ずしも”正攻法”とは限らないということです。

”正攻法”を知るのに、本は役立ちます。

本から得た知識は”面接を有利に進める情報”として使える

本から得た知識は”面接を有利に進める情報”として使える

なぜなら、未経験で転職エージェントに入った私でも、面接を受けた当時この本から得られるレベルの知識はなかったから。

逆に”面接官の立場”で考えると、未経験でこの本の知識を持っていたら「おぉ!よく勉強しているな」と感心させられます。

私が今まで会ってきた多くの面接者は、ここまでの知識を持っていませんでした。

つまり、この2冊を読んでおくだけで、ライバルから一歩抜きに出られるということです。

ここまで読んだあなたは、こんな風に感じますよね?

あなた
あなた

下手に知識があると、面接の時に突っ込まれない?

【答え】知ったかぶりは禁止です。入社意欲に転換して伝えましょう。

知識レベルが上がるとはいっても、本から得られる知識は業界全体からすれば2割程度の表面的なもの。

未経験なのに知識を持っていると、面接官としては「何で知っているの?」と論拠を確認したくなります。

ここで、面接官と”知識のアウトプット合戦”をしてはいけません。

なぜなら、経験値が圧倒的に違うので、知識が浅いことが早々にバレるから。

やるべきは本で得た知識を業界への転職意欲に転換すること。

具体的には「業界に入りたくて、この2冊を読んで勉強してきました!」と伝えることです。

まとめ:本から知識習得をして、面接本番前に必ず”実践”をしよう

まとめ:本から知識習得をして、面接本番前に必ず”実践”をしよう

今日の話をまとめます。

必読書の2冊は次の通り。

時間があれば、次の一冊も読んでおきましょう。

本で得た知識は、面接での面接官との”共通語”を作るのに役立ちます。

知識をひけらかさず、意欲に転換して転職成功の確率を上げていきましょう。

本で知識吸収をしたら、実際にキャリアアドバイザーと話をしてみることがおすすめです。

なぜなら、知識や用語は実際に使ってみないと”使い慣れていない感”が出るから。

転職エージェントとの面談は、そのよいテスト機会になります。

転職エージェントの選び方については、こちらの記事が参考になります。

【求人数の比較は無意味】業界人が自信を持っておすすめする転職エージェント6選

あなた
あなた

リクルーティングアドバイザーを目指すための具体的な流れも知りたい

というあなたは、こちらを読んでみて下さい。

【未経験でも大丈夫】リクルーティングアドバイザーに転職する5ステップ

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あなた

リクルーティングアドバイザーに関する基礎知識をもっと固めておきたい

というあなたは、こちらを読んでみてください。

【サクっと分かる】人材紹介会社の営業職になるには?基礎知識~転職手順を完全ガイド

最後までご覧いただきありがとうございました。

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