リクルーティングアドバイザーのあなたはこんな悩みを抱えていませんか?
1つ1つの業務は覚えたけど、全体の流れがピンと来ない…
業務量が多くて、残業三昧。もっと効率的に業務をしたい…
現状は”並み”の売上。平均以上の売上を上げられるようになりたい
次のような経験をもつ私(@taqnock)が、あなたの悩みに答えます
リクルーティングアドバイザー1年目。
私自身も色々な先輩の業務ノウハウを見て・聞いて・盗んできました。
そこであることに気付きました…。
売れているコンサルタントには”共通の動き”があるということに。
つまり、共通の動きをマネすれば誰でも平均以上の成果を残せるということです。
この記事では、私のリクルーティングアドバイザーノウハウをお伝えします。
ノウハウは、次の2種類の経験を元にしています。
- 私が現場で見て・聞いて・盗んできた経験
- 私が部下を育成してきた経験
実績としては、85%のメンバーの年間売上高を全社平均以上に引き上げることに成功しました。
具体的にどんな経験を持つメンバーを教育してきたかというと、次の通り。
- 元ショップ店員
- 元メーカーの営業担当
- 元人材派遣の営業担当
- 元求人媒体の営業担当
人材紹介業務経験があるメンバーはほぼいません。
営業経験のレベルもまちまちです。
つまり、メンバーが持つ経験に関わらず、成果を出させることができたということ。
この記事を最後まで読むと「売れるリクルーティングアドバイザー」になるための全体像が分かります。
- 人材紹介の営業ノウハウ①:求人開拓のコツ編
- 人材紹介の営業ノウハウ①-1:新規求人開拓営業リスト作成のコツ
- 人材紹介の営業ノウハウ①-2:新規求人開拓営業トークのコツ
- 人材紹介の営業ノウハウ①-3:新規求人開拓営業メールのコツ
- 人材紹介の営業ノウハウ②:求人ヒアリングのコツ編
- 人材紹介の営業ノウハウ②-1:ヒアリング準備
- 人材紹介の営業ノウハウ②-2:ヒアリング
- 人材紹介の営業ノウハウ②-3:求人票作成
- 人材紹介の営業ノウハウ③:人材提案のコツ編
- 人材紹介の営業ノウハウ③-1:求職者推薦のコツ
- 人材紹介の営業ノウハウ③-2:面接前フォローのコツ
- 人材紹介の営業ノウハウ③-3:面接同席のコツ
- 人材紹介の営業ノウハウ③-4:面接後フォローのコツ
- 人材紹介の営業ノウハウ③-5:内定フォローのコツ
- 人材紹介の営業ノウハウ③-6:入社前フォローのコツ
- 人材紹介の営業ノウハウを読んだ後にあなたが持つ3つの悩みと解消法
- まとめ:人材紹介営業の自分に足りないパーツを1つずつ補っていけば誰でもトップクラスになれる
人材紹介の営業ノウハウ①:求人開拓のコツ編
リクルーティングアドバイザーにとって、まず求人がなければ何も始まりませんよね。
ただ、いくら求人があっても成約しなければ意味がない。
いかに成約する求人を獲得するかを解説していきます。
具体的には、次の4項目になります。
- 新規求人開拓の営業ターゲット選定
- 新規求人開拓の営業トーク
- 新規求人開拓の営業メール
- 求人ヒアリング(①ヒアリング準備②ヒアリング③求人票作成)
人材紹介の営業ノウハウ①-1:新規求人開拓営業リスト作成のコツ
新規求人ターゲットを設定する際には、次の2つの分析を行うことが重要です。
- 成約求人の属性分析(=ゴール)
- 求職者の志向分析(=スタート)
特に、求職者の志向分析は求人応募に直結するため、重要です。
具体的な手順としては、次の通り。
- 【ステップ①】成約顧客データ分析
- 【ステップ②】求職者志向データ分析
- 【ステップ③】②をベースに①に近い求人を探す
新規求人ターゲットのイメージを図解すると、以下の通り。
ここで起こる問題としては、次の2つ。
- 【トラップ①】営業をかける求人先がない
- 【トラップ②】テレアポをどのくらいやればいいかがわからない
それぞれ次のように対応しましょう。
- 【トラップ①】求職者の志向トレンドに合わせて求人開拓をする幅を広げる
- 【トラップ②】アポイント率と求人受注率を把握しよう
リスト作成の失敗パターンなど、もっと詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。
≫【成約につながるアポ獲得】人材紹介の電話営業を始める前に分析すべき2つポイント
人材紹介の営業ノウハウ①-2:新規求人開拓営業トークのコツ
新規営業を実際するに当たって、よくある間違いが”ゴール設定”がそもそも違うというもの。
具体的には、次の3パターン。
- アポイントがゴール
- 基本契約締結がゴール
- 求人受注がゴール
ゴールの設定をより”成果”に近いポイントに置くことが重要です。
つまり、電話営業の時点で相手にメリット提供を行うということ。
具体的には、次の5ステップ。
- 営業ターゲットの設定
- 営業ターゲットに合う求人を探す
- 求人に合う求職者を探す
- 紹介したい求職者情報をベースにテレアポ
- 採用緊急度、競合状況を確認
架電のタイミングは「月中旬+朝夕2回」がベストです。
その理由は次の2つ。
- 採用担当者は日中打ち合わせ+月末月初処理が多い
- 採用担当者のスケジュール把握がしやすい
具体的なトークスクリプトはこちらで解説しています。
≫【ゴール間違ってない?】人材紹介の新規営業トーク3つの失敗パターン|成功の3ステップも解説
人材紹介の営業ノウハウ①-3:新規求人開拓営業メールのコツ
メール営業で失敗するパターンは次の3つ。
- 量産型のメール営業
- 「営業」だと分かる営業メール
- 単発で終わる営業メール
新規営業メールのメリット・デメリットは次の通り。
メール営業をするときに外せないポイントは次の3つ。
- 送信ターゲットの選定
- 送信内容の個別カスタマイズ
- 電話を併用した追客
具体的なメール営業文面例など、さらに詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
≫【無意味】人材紹介で失敗するメール営業3パターン|成功するコツも解説
人材紹介の営業ノウハウ②:求人ヒアリングのコツ編
求人ヒアリングのシーンで気を付けるべきポイントを、大きく3段階に分けると次の通り。
- ヒアリング準備
- ヒアリング
- 求人票作成
それぞれ抑えておくべきポイントを伝えていきます。
人材紹介の営業ノウハウ②-1:ヒアリング準備
求人ヒアリング前に準備すべきことは、次の3つ。
- 企業情報サーチ
- 求人ヒアリングシートの事前入力
- マッチする求職者のサーチ
企業情報のサーチは、次の5点をチェックしておきましょう。
- コーポレートサイトと採用サイト
- 求人媒体への掲載状況
- IR情報
- オーガニック検索とSNS検索
- 業界地図
求人ヒアリングシートは、こちらで無料公開しているので、活用してください。
≫【リクリーティングアドバイザー必見】求人ヒアリングシート公開|採用条件以外に何を聞けばいい!?打ち合わせ前にすべき3つの準備
人材紹介の営業ノウハウ②-2:ヒアリング
求人ヒアリングを行う際のコツは、次の3つ。
- 【極意①】時系列を意識してヒアリングをする
- 【極意②】求職者視点でヒアリングをする
- 【極意③】採用担当者との関係性をマインドシフトする
ヒアリングがうまくいかないパターンとその対処法は次の2通り。
【パターン①】採用担当者が”しゃべってくれない”場合
この場合の対処法は次の通り。
- 【対処法①】質問主体を変える
- 【対処法②】窓口を変える
- 【対処法③】ターゲットを変える
【パターン②】採用担当者が”おしゃべり好き”の場合
この場合の対処法は次の通り。
- 【第1段階】採用意欲の確認
- 【第2段階】ヒアリング項目の切り替え
- 【第3段階】ヒアリング機会の切り替え
もっと詳しく知りたいという方は、こちらの記事を読んでみてください。
≫【知ったかぶり卒業】人材紹介営業が深い求人ヒアリングを行う3つの極意
求人ヒアリングをしていると、採用担当者からこんな質問をされることは、よくありますよね?
年齢制限ってしちゃだめなんだっけ?
ダメな理由を明確に答えられますか?
もしあなたが答え方に迷うようであれば、こちらの記事を参考にしてください。
≫年齢制限ってしたらダメ?人材紹介営業が知っておくべき原則と6つの例外
人材紹介の営業ノウハウ②-3:求人票作成
求人ヒアリングができたら、求人票を作成していきます。
求人票作成時に、改正職安法上気を付けなければいけない労働条件項目は、次の12項目。
- 業務内容
- 契約期間
- 試用期間
- 就業場所
- 就業時間
- 休憩時間
- 休日
- 時間外労働
- 賃金
- 加入保険
- 募集者の氏名又は名称
- 受動喫煙防止措置の状況(2020年4月から)
作成を進める際に、併せて押さえておきたい重要なポイントが、次の2点。
- 求人票作成を”最速”で進める方法
- 労働条件に変更があった場合の効率的な対応方法
求人票作成を”最速”で進める方法。
それは、記入必須事項であっても「詳細は面談時にお伝えします」と書き、求人票作成を進める方法。
労働条件の変更に対する効率的な対応方法。
それは、労働条件通知書に下線orマーカーでチェックを入れて提示する方法。
もっと詳しく知りたいという方は、こちらの記事を参考にしてください。
≫【忘れたらヤバイ】人材紹介の求人票に入れなければいけない労働条件12項目 | 2017年改正職業安定法を解説
人材紹介の営業ノウハウ③:人材提案のコツ編
リクルーティングアドバイザーによって、選考通過確率は大きく異なります。
なぜなら、次の2つの要素が大きく異なるから。
- 顧客のニーズ理解
- 顧客との信頼関係
この2つを的確に行う方法を、6つのポイントで解説していきます。
- 求職者推薦
- 面接前フォロー
- 面接同席
- 面接後フォロー
- 内定フォロー
- 入社前フォロー
人材紹介の営業ノウハウ③-1:求職者推薦のコツ
話の中心となる採用ターゲットは「微妙なゾーン」についてです。
ここの書類選考通過率を最大化します。
理想的な推薦の手順は、次の3ステップです。
- 【ステップ①】採用懸念をピックアップ
- 【ステップ②】採用懸念の払しょく
- 【ステップ③】選考時間の調整をする
対応の”順番”が重要です。
やってしまいがちな間違いは次の通り。
メールを送ったので、推薦書類を見ておいてください!
こんな風に電話をかける人がいますが、意味がないのでやめましょう。
なぜなら、メールは見れば分かるから。
【ステップ①】採用懸念をピックアップは、次の2段階で準備をします。
- ①採用懸念を設定する
- ②採用懸念に対する想定をする
【ステップ②】採用懸念の払しょくは、次の3ステップで採用担当者に提供します。
- ①採用状況の再確認
- ②採用懸念を伝える
- ③採用懸念のフォローアップ
【ステップ③】選考時間の調整は、2段階で書類選考の調整をした上で、推薦をしていきます。
- ①求職者側の選考状況を伝える
- ②求人企業側の選考予定日時を確認
採用ターゲット外の人材を提案するポイントは、次の2つです。
- ①推薦の意味を説明する
- ②採用ターゲットの再確認をする
もっと詳しく知りたいという方は、こちらの記事を参考にしてください。
≫【書類選考が通過しない!】リクルーティングアドバイザーが求職者の推薦の前にやるべき3ステップ
人材紹介の営業ノウハウ③-2:面接前フォローのコツ
面接前には、採用担当者と事前のすり合わせをしておくことが重要です。
なぜなら、面接通過率を最大化することができるから。
採用担当者と面接前にすり合わせておくポイントは次の2つです。
- 【ポイント①】アピールポイント
- 【ポイント②】ネガティブポイント
アピールポイントは、具体的には次の2つです。
- 【ポイント①-1】求人企業がアピールできるポイント
- 【ポイント①-2】求職者にアピールすべきポイント
ネガティブポイントとは、次の2つの整理です。
- 【ポイント②-1】求人企業の採用懸念
- 【ポイント②-2】求職者の入社懸念
採用担当者とのすり合わせを行ううえで、リクルーティングアドバイザーが持っておくべき重要な考え方があります。
それは、次の3つです。
- 【考え方①】「環境づくり」をするマインド
- 【考え方②】客観的かつ網羅的な情報を提供する
- 【考え方③】最新情報を提供する
すり合わせのベストタイミングや、うまくいかなかった時の対処法などは、こちらで解説しています。
≫【リクルーティングアドバイザー必見】面接前フォロー|なぜ面接で落ちる?採用担当者に確認すべき2つのポイント
人材紹介の営業ノウハウ③-3:面接同席のコツ
面接同席を行うと効果的なのは、次の2つのケース。
- 採用担当者が面接設計をできていない場合
- 面接結果が予想した結果と違う場合
それぞれの原因は次の通り。
- 採用担当者が面接設計ができていない場合→採用担当者の採用スキル不足
- 面接結果が予想した結果と違う場合→面接前後フォローの質
効果的な面接同席を行うには、下記5つのステップを踏んでいきましょう。
- 【ステップ①】事前に了承を得る
- 【ステップ②】面接前の打合せ(採用担当者)
- 【ステップ③】面接同席
- 【ステップ④】面接後の意向確認(求職者)
- 【ステップ⑤】面接後の打合せ(採用担当者)
WEB面接の場合、対応の異なるポイントは、5ステップのうちの以下2つ。
- 【ステップ②】面接前の打合せ(採用担当者)
- 【ステップ④】面接後の打合せ(採用担当者)
面接同席においての詳しい動き方や伝え方については、こちらの記事を参考にしてください。
≫【リクルーティングアドバイザー必見】面接同席の流れを5ステップで徹底解説
面接同席をしていると、採用担当者が面接で「してはいけない質問」をしてしまうことがあります。
具体的には、職業安定法上「収集してはいけない個人情報」に該当する質問。
その質問は、大きく分けると次の2つ。
- 本人に責任のない事項
- 本人の自由である事項
「本人に責任のない事項」とは、次の4項目。
- 本籍、出生地
- 家族
- 住宅状況
- 生活環境、家庭環境
「本人の自由である項目」とは、次の7項目。
- 宗教
- 支持政党
- 人生観、生活信条
- 尊敬する人物
- 思想
- 労働組合、社会運動
- 購読新聞、雑誌、愛読書
この場合、リクルーティングアドバイザーが話を遮ってでも、質問を止めに入る必要があります。
ここまで読んだあなたはこんな不安を抱きますよね?
質問を遮ったりしたら、面接中の雰囲気を壊したりしないかな…?
【答え】大丈夫。
なぜなら、採用担当者は「ある程度分かって言っている」状態だから。
つまり、次のような状態。
その質問をしちゃいけないことは分かっていたんだけど、雰囲気を和ませようと思って、つい質問してしまったよ…
特に、”家族に関する質問”はトラブル件数の約43%を占める項目ですので、要注意です。
伝え方や法的背景、活用すべき資料などの詳しい情報を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
≫【通報注意】リクルーティングアドバイザーと採用担当者が面接で気を付ける2種類のNG質問
人材紹介の営業ノウハウ③-4:面接後フォローのコツ
面接後、内定の確率を高めていくために、採用担当者に対してのフォローを行います。
面接後フォローに当たって、予測しておく状況は9パターンです。
×
各3パターン×3パターンで、9パターンになるということです。
まずやるべきは求人企業側の状況を把握することです。
求人企業側の状況は、大きく分けて次の3パターンです。
- 【パターン①】採用意欲が高い場合
- 【パターン②】採用懸念がある場合
- 【パターン③】採用意欲が低い場合
【パターン①】企業側の採用意欲が高い場合、確認するポイントは以下の2つです。
- 【ポイント①】採用意欲が高い理由
- 【ポイント②】選考スケジュール
【パターン②】採用懸念がある場合は、追加のヒアリングを行います。
追加ヒアリングのポイントは、次の4つです。
- 【ポイント①】面接前後での採用懸念のギャップはなかったか
- 【ポイント②】面接内で入社懸念・採用懸念は、払しょくできたか
- 【ポイント③】新たな入社懸念・採用懸念が出てきていないか
- 【ポイント④】求職者にアピールすべきポイントを十分アピールできているか
【パターン③】採用意欲が低い場合、対応が必要なケースは限られます。
次の状況なら、採用担当者への追加ヒアリングをしていきます。
- 採用担当者:採用意欲低い
- 求職者:入社意欲高い
それぞれのパターンの解決方法を詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
≫【最難関】リクルーティングアドバイザーが面接後に行う採用担当者フォロー|内定率を上げるのに想定しておく9パターン別サポート方法を解説
人材紹介の営業ノウハウ③-5:内定フォローのコツ
内定の段階では、どのような工夫をしていますか?
ん?採用担当者から内定書類をもらったら、キャリアアドバイザーに転送しているだけだよ?
という方も少なくないんじゃないかと思います。
ただ、それでは成果を最大化することができていません。
逆に言えば、内定辞退を最小化できていません。
内定辞退を最小化するのに最も重要なタイミングは、求人企業から内定の連絡を受けた時。
その際、確認すべきポイントは次の2つ。
- 【ポイント①】求人企業の採用意欲
- 【ポイント②】内定の承諾期限
求人企業側の採用意欲を確認していく際のポイントは、次の2つ。
- 【ポイント①】2段階の確認
- 【ポイント②】3つの切り口で確認
内定の承諾期限は、リクルーティングアドバイザー側から採用担当者に確認します。
その理由は、次の2つ。
- 期限切れによる内定取り消しリスクを減らせるから
- 入社承諾の可能性を上げられるから
採用担当者から伝えられることもありますが、受け身の確認はNGです。
具体的に確認する承諾期限は、次の2種類。
- ベストな承諾期限
- 最長の承諾期限
内定後に”大量に”質問を受ける状態は、危険な状態です。
内定辞退の兆候となります。
その理由は、次の2つ。
- 情報の質:質問の焦点が定まっていない
- 情報の量:判断できる情報量に達していない
状況改善をするためには、求職者からの質問にはできるだけ答える方がいい。
なぜなら、改善されなければ内定辞退になる可能性がさらに高まるから。
ただし、解答の効果を上げるために、2つの整理を行いましょう。
- 質問の整理
- 志向の整理
内定後フォローについて、もっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
≫【天地の差】内定辞退を最小化するために転職エージェントがやるべき2つのこと
ここまで読んだあなたは、こんな疑問を持ちますよね?
内定オファーの書類って、企業によって形式がマチマチだけど、どの書類がベストなんだろう…。
【答え】労働条件通知書
なぜなら、労働基準法上、労働条件通知書以外には通知が義務付けられた書面はないから。
さらに、労働条件通知書を使うメリットは、次の2つ。
- ギャップ防止:条件相違があると、入社辞退となるリスクがある
- 情報の網羅性:入社を意思決定するのに必要な項目が多く含まれている
情報の網羅性があることで、他社との差別化を図ることもできます。
法的な根拠などもっと詳しく知りたいという方は、こちらで解説しています。
≫ベストな内定通知書を仕上げるために人材紹介営業が確認すべき5つのポイント
人材紹介の営業ノウハウ③-6:入社前フォローのコツ
リクルーティングアドバイザーとしては、成約が山場ではありますが、そこで終わりではありません。
無事入社日を迎えるために抑えておくポイントが、次の2つ。
- 【ポイント①】入社予定者との関係構築
- 【ポイント②】入社予定者の定期的な状況把握
入社辞退を防ぐためには、次の3ステップを徹底して行います。
- 【ステップ①】入社準備
- 【ステップ②】退職交渉状況の報告
- 【ステップ③】入社前面談の設定
【ステップ①】入社準備で重要なのが、次の3点を明確にしておくことです。
- 誰が伝えるか
- いつ伝えるか
- どのような方法で伝えるか
【ステップ②】退職交渉状況の報告では、採用担当者の懸念に答える情報を提供します。
その理由は次の2つ。
- 【理由①】退職交渉が難航した場合に協力してもらいやすくなるから
- 【理由②】求人のリピートや「紹介」に結び付くから
具体的には、次の予定日と経過報告をしていきます。
- 退職切り出し
- 退職面談
- 退職受理
【ステップ③】入社前面談の設定は、入社予定者と入社先企業との”再顔合わせ”です。
成約日から入社日までの期間が長くなる場合に行います。
なぜやるかというと、関係性の再構築と状況把握のため。
- 関係性の再構築:期間が開くことで、一度作った関係性が薄まるから
- 状況把握:イレギュラーが起こる可能性のある期間が長いから
3ステップの詳しい内容を知りたいという方は、こちらの記事を参考にしてください。
≫【気を抜いちゃダメ】リクルーティングアドバイザーが成約後の入社前辞退を防ぐフォロー方法2つのポイント
人材紹介の営業ノウハウを読んだ後にあなたが持つ3つの悩みと解消法
この記事をここまで読んでくれているということは、リクルーティングアドバイザー業務をしながらも何かしらに悩んでいるということですよね?
私も多くのリクルーティングアドバイザーの育成を行ってきて、多くの悩みに触れてきました。
多くの悩みの原因は次の3つに集約されます。
- 【悩み①】基礎力が足らない
- 【悩み②】実践が足らない
- 【悩み③】向いていない
悩みの種類別に対処法をお知らせします。
【悩み①】基礎力が足らない
基礎力は、次の2種類に分かれます。
- 営業としての基礎
- リクルーティングアドバイザーとしての基礎
【基礎力①】営業としての基礎
営業としての基礎力を身に付けるには、読書と動画学習がおすすめ。
私自身が営業スキルを上げるきっかけになった本を3冊紹介する。
この3冊の本は私にとっての「営業」の概念を変えてくれました。
あなたはこんな考え方を持っていませんか?
- 営業とは「売りつける」もの
- 営業とは「お願いする」もの
- 営業はとにかく量をこなすもの
思い当たるところあるかも……
と感じるようであれば、ぜひ本を手に取ってみてください。
ちなみに、通勤時間を知識のインプットに使えていますか?
満員電車でそれどころじゃないよ
という声が聞こえてきそうです。
そんなあなたにおすすめしたいのが、AirPodsとflier(フライヤー)の最強コンボ。
この2つを使えば、満員電車でも手軽に知識のインプットができる。
flier(フライヤー)は本の音声要約サービス。
そんな時間ないよ…
という忙しい人でも大丈夫。
なぜなら、1冊10分にまとまっているから。
音声学習をしていると、電車の中でスマホを操作する必要がない。
そうなると満員電車で立っていることも苦になりません。
立っている時間=学習時間
になるので、むしろ得をした気さえします。
私自身は行きの電車で聞くようにしています。
頭が疲れてしまっているので、帰りは学習時間に充てられないのが正直なところ…
行きの電車でインプットは終えてしまうのがおすすめ。
flierのコンテンツの中には上記でおすすめした「エッセンシャル思考」も入っています。
登録から7日間は無料なので、本を買わなくても実質無料で聞けてしまいます。
私は30分以上通勤電車にのっているんだよね…
というあなたにはaudiobookがおすすめ。
flierとは違い、一冊丸ごと聞くことができます。
家とかカフェでがっつり基礎学習をしたい
というあなたにはUdemyがおすすめ。
Udemyは世界最大級のオンライン学習サイト。
1講座あたり数千円〜数万円程度で単品購入できる。
必要に応じて購入できるので、サブスク型よりもコスパがいい。
次の2点において安心感もある。
- 講座は一度購入すれば視聴期限なく受講できる
- 30日返金保証がついている
個人的には伊庭正康さんの講座「誰もがトップセールスになれる!営業スキル大全」がおすすめ。
伊庭正康さんは元リクルート。
人材業界における営業の基礎を身に付けるにはピッタリのノウハウです。
【基礎力②】リクルーティングアドバイザーとしての基礎
リクルーティングアドバイザーとしての基礎は、このページを熟読して知識のインプットをしましょう。
また、私も参加しているインプレッションアカデミーもおすすめです。
1回の参加費は2,000円~3,000円程度。
業界トップコンサルタントである講師の話を聞けるのに、この金額は安いくらいです。
【悩み②】実践が足らない
対処法はシンプルです。
この記事を読みながら「正しいやり方で実践を繰り返す」のみ。
なーんだ、そんなことか
と思ったあなた。
要注意です。
業務を「ひたすら繰り返している」だけになっていませんか?
ポイントは「正しいやり方で」のところ。
リクルーティングアドバイザーの難しさは、ただ数をこなすことのコスパが悪いところ。
いくらやっても成果が出ない!
という状況が残酷なことに多く起こり得る。
この記事を参考に「正しいやり方」を学んで、最短経路を歩んでください。
【悩み③】向いていない
様々なコツを学んだとしても、人によって向き不向きはどうしてもあります。
もう辞めたい……
と悩む人はあなた以外にも多くいる。
私自身も、多くの営業の”辞め際”に立ち会ってきた経験があります。
人材紹介営業を辞めたい理由トップ7は次の通り。
- 【1位】目標が達成できないのが辛い
- 【2位】給料が安い
- 【3位】忙しすぎる
- 【4位】顧客の期待に応えられない
- 【5位】飽きた
- 【6位】結婚・妊娠出産
- 【7位】独立
この時、考えておきたいキャリアプランは次の6種類。
- 同業他社
- 他業界営業職
- 人事職
- 組織・人事コンサル
- 副業
- 独立
それぞれのキャリアプランごとの動き方は、こちらで詳しく解説しています。
≫「もう辞めたい…」と人材紹介営業が思う理由トップ7【次のキャリアプランは全6種類】
まとめ:人材紹介営業の自分に足りないパーツを1つずつ補っていけば誰でもトップクラスになれる
本日の内容をまとめます。
いかに成約する求人を獲得するかについて、以下の内容を解説しました。
- 新規求人開拓の営業ターゲット選定
- 新規求人開拓の営業トーク
- 新規求人開拓の営業メール
求人ヒアリングの具体的ステップについて、以下の内容を解説しました。
- ヒアリング準備
- ヒアリング
- 求人票作成
選考通過確率を高める方法について、以下の内容を解説しました。
- 求職者推薦
- 面接前フォロー
- 面接同席
- 面接後フォロー
- 内定フォロー
- 入社前フォロー
営業ノウハウを読んでみて、抱える悩みは3種類。
それぞれ対処法を解説しました。
- 【悩み①】基礎力が足らない
- 【悩み②】実践が足らない
- 【悩み③】向いていない
ここまで読んでくれたあなたは、きっとリクルーティングアドバイザーとして成功するためのヒントを得られたのではないでしょうか。
キャリアアドバイザーのノウハウも知りたい
というあなたは、こちらを参考にしてください。
≫【成約率50%超の私が教える】キャリアアドバイザー業務のノウハウ|売上を伸ばすコツを徹底解説|全11ステップ
マネジメントのノウハウも知りたい
というあなたは、こちらを参考にしてください。
≫【知らなきゃ損】最強の人材紹介業務フローを作る5つのマネジメントノウハウ
法律面についても知識を強化しておきたい
というあなたは、こちらを参考にしてください。
≫【知らなきゃ危険】人材紹介の現場でおさえておくべき19の法律知識|4つはマスター必須
最後までご覧いただき、ありがとうございました。