リクルーティングアドバイザーに興味をもっているあなたはこんな疑問を持っていませんか?
リクルーティングアドバイザーって、平均年収はどの位なの?
リクルーティングアドバイザーって、一年目の年収はどの位なの?
年収って入社した後には結構上るものなの?
次のような経験をもつ私 (@taqnock) が、あなたの疑問に答えます。
年収のイメージがわかないと、なかなかチャレンジする踏ん切りがつかないですよね?
私も人材業界に入るタイミングでライフイベントがあったので、不安な気持ちがよくわかります。
この記事では、ライフイベントを控える中、一歩を踏み出した私がリクルーティングアドバイザーのリアルな懐事情を解説します。
リクルーティングアドバイザーの平均年収は上場企業516万円、中堅企業453万円、ベンチャー企業416万円
リクルーティングアドバイザーの平均年収は次の通り。
- 上場企業:516万円
- 中堅企業:453万円
- ベンチャー企業:416万円
リクルーティングアドバイザーって、そもそもどんな仕事をするのかも知りたい
というあなたはこちらを参考にして下さい。
≫リクルーティングアドバイザーの仕事内容とは?【2つの挫折ポイントも発表】
【上場企業】平均年収の集計方法
上場企業は54社をピックアップし、集計しています。
ピックアップ基準は日本経済新聞の銘柄一覧”人材紹介・人材派遣”カテゴリの全銘柄。
【中堅・ベンチャー企業】平均年収の集計方法
中堅、ベンチャー企業の平均年収は、厚生労働省令和元年賃金構造基本統計調査の”企業規模別”を元に算出しています。
上場企業の平均年収に、次の賃金格差率を掛け合わせている。
- 大企業と中企業の賃金格差は、87.7%
- 大企業と小企業の賃金格差は、80.6%
複数の人材会社に勤務したことのある私の実感値としても、違和感がない。
集計リストを見たあなたは、次のような疑問を感じますよね?
上場企業には、派遣会社も含まれてるけど、大丈夫なの?
【答え】問題ないです。
確かに、人材紹介事業専業の会社に絞って集計する方法もあります。
ただ、それだと集計母数が少なくなり、全体像が掴みづらくなってしまう。
そこで、人材紹介以外にも事業展開をしている会社を含めて、幅広く集計しています。
ここまで読んだあなたはこんな疑問を持ちませんか?
ちなみに、転職した初年度っていくら位もらえるの?
リクルーティングアドバイザーの入社時平均年収は450万円
リクルーティングアドバイザーの入社時平均年収は450万円。
データ元はリクルートエージェントの登録者専用サイト。
サイトには非公開求人の情報が登録者向けに公開されている。
私は過去、転職活動でリクルートを使ったので、専用サイトにログインできます。
求人検索条件は次の通り。
- 業界:人材紹介
- 職種:営業/人材
- 勤務地:国内
- その他:年収非公開求人は除外
検索結果、求人数はナント…1,145件。
年収幅は308万円~600万円。
中央値は450万。
当然、経験によって年収は異なってくる。
ここまで読んだあなたはこう感じませんか?
年収幅広くない?
【答え】上限・下限は気にしなくてOK。
理由はそれぞれ次の通り。
- 上限年収:ヘッドハンティングが業務に含まれるから
- 下限年収:地方求人が含まれているから
なので、中央値の450万円をイメージしておけばOKです。
このように、非公開求人全体にアクセスできるリクルートエージェントは登録マスト。
前提の話として、登録すべき転職エージェントはこちらで解説しています。
≫【求人数の比較は無意味】現役キャリアアドバイザーがおすすめする転職エージェント6選|登録するのは2社だけ
ここまで読んだあなたは、次のような疑問も感じますよね?
転職サイトの”年収例”を見ればいいんじゃないの?
【答え】参考程度にしておきましょう。
なぜなら、年収例は基本的に”理想値”になっているからです。
例えば、次のような条件です。
- 「売上を上げられたら」支給するインセンティブ
- 「業績が良かったら」支給する賞与
- 「役職が上がったら」支給する役職手当
採用側としては「多分支給できないだろうな…」と思いながらも”一応”年収例に入れているケースは多いです。
つまり、「水増しされた年収」になっているということ。
ここまで読んだあなたはこんな疑問も持ちませんか?
役職による年収差ってどれだけあるの?
役職者との賃金格差は最大128%【年収格差はさらに開く】
役職者と非役職者の賃金格差は次の通り。
(厚生労働省令和元年賃金構造基本統計調査”役職別にみた賃金”)
女性の方が役職者との格差が大きいことが分かる。
また、この統計データは”会社規模100人以上”の大企業を対象としています。
中小企業の場合、大企業と比較して年収が低いため、格差は縮まる。
年収って入社した後には結構上るものなの?
組織文化に合わせて行動できればリクルーティングアドバイザーの年収は上がる
同じ人材紹介会社でも、タイプは2つに分かれます。
- 狩猟型の会社
- 農耕型の会社
それぞれ説明すると、次の通り。
- 狩猟型:獲物(売上)は一人で取れると考え、結果を重視する会社
- 農耕型:収穫(売上)は組織で作るものと考え、プロセスを重視する会社
どちらのタイプの会社なのかは、必ず”面接時”に把握しておきましょう。
評価制度の内容を詳しく聞けば、把握できます。
なぜなら、年収の上り幅は評価制度に必ず書かれているものだから。
具体的には、次の4つを確認しましょう。
- 評価対象となる項目
- 査定1回当たりの上り幅
- 年収目標到達までにかかる期間
- 年間の査定頻度
ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?
営業なんだから売上を上げれば、年収上がるんじゃないの?
【答え】意外とそうでもない。
確かに「売上がすべて」というような組織イメージを持ちますよね。
なぜなら、転職サイト上の待遇欄では”インセンティブ”の表記が目立つから。
ただ、昇給昇格の条件は会社の考え方が色濃く出ます。
オーナー色の強い会社であれば”社長のさじ加減次第”なんてことも起こりうる。
最もやっちゃダメな行動は”ルールを知らずに入社して、ルールに文句を言う”こと。
あなたのキャリア形成にとって、マイナスな影響しかありません。
ここまで読んだあなたは、次のような疑問も感じますよね?
入社後の長期的な年収も上げるにはどうすればいい?
【答え】職階別の評価項目を確認しまよう。
具体的には、次の3つの期待軸を確認するということ。
- 誰に
- 何を
- どれだけ
評価制度は会社の”取扱説明書”みたいなもの。
年収が上がる”ルール”を知ることが、年収最大化の最短ルートです。
まとめ:リクルーティングアドバイザーの年収を最大化したいなら、組織文化と基準をつかもう
それでは、内容を振り返ります。
リクルーティングアドバイザーの平均年収は次の通り。
- 上場企業:516万円
- 中堅企業:453万円
- ベンチャー企業:416万円
リクルーティングアドバイザーの入社時平均年収は450万円。
役職者と非役職者の賃金格差は次の通り。
同じ人材紹介会社でも、タイプは2つに分かれます。
- 狩猟型の会社
- 農耕型の会社
年収を上げるためには、次の4つを確認し、会社のタイプを判別しましょう。
- 評価対象となる項目
- 査定1回当たりの上り幅
- 年収目標到達までにかかる期間
- 年間の査定頻度
よし、じゃあ転職活動してみよう!
と思ったあなた。
ちょっと待ってください。
転職活動は”戦略”を間違うと、大きく結果が変わります。
行動するに当たっては、次の記事を参考にしてみてください。
≫【未経験でも大丈夫】リクルーティングアドバイザーに転職する5ステップ
リクルーティングアドバイザーに関する基礎知識をもっと固めておきたい
というあなたは、こちらを読んでみてください。
≫【サクっと分かる】人材紹介会社の営業職になるには?基礎知識~転職手順を完全ガイド
最後までご覧いただきありがとうございました。