人材紹介に興味を持っているあなたには、こんな悩みがありませんか?
人材紹介をやっている上場企業ってどんなところがある?
人材紹介をやっている上場企業の規模の違いはどのくらいある?
上場企業のうち、伸びてる会社ってどこ?
次のような経験をもつ私(@taqnock)が、あなたの悩みに答えます
- 現役の転職エージェント管理職
- リクルーティングアドバイザー、キャリアアドバイザーともに経験5年以上
- マーケティングリサーチ業務も担当
「人材紹介を行う上場企業」といっても、実際どれくらいの支援実績があるかって分かりづらいですよね?
「上場企業」と聞くだけで、何となく良さそうにも見えてしまう。
ただ、実態を知らないと、あなたが「やりたい」と考えている業務ができないこともあり得る。
この記事ではマーケティングリサーチを担当する私が、あなたの疑問に答えきます。
【市場別】人材紹介の支援実績がある上場企業54社|グループ会社の支援実績まで調査
人材紹介実績があり、上場している会社は、次の通り。
- 東証一部:33社
- 東証二部:1社
- マザーズ:14社
- ジャスダック:4社
- 東京プロマーケット:1社
- 札幌証券取引所:1社
前提条件は、次の通り。
- 情報ソースは、日本経済新聞「人材紹介・人材派遣銘柄一覧」/Kabutan「人材紹介テーマ株一覧」/厚生労働省「人材サービス総合サイト」
- 支援実績が0名の企業は除外
- グループ会社の支援実績も算入
以下に、社名と令和2年度の転職支援実績を記載していく。
東証1部
- リクルートホールディングス:48,981名
- パーソルホールディングス:30,973名
- パソナグループ:15,981名
- エス・エム・エス:9,083名
- クイック:8,837名
- ジェイエイシーリクルートメント:7,459名
- クリーク・アンド・リバー社:5,542名
- エムスリー:4,772名
- エン・ジャパン:3,505名
- 日本調剤:3,027名
- ウィルグループ:2,488名
- ディップ:2,252名
- キャリアデザインセンター:1,795名
- MS-Japan:1,775名
- エスプール:1,159名
- メイテック:873名
- リブセンス:739名
- WDBホールディングス:508名
- 日総工産:456名
- 学情:414名
- ライク:376名
- テクノプロ・ホールディングス:263名
- フルキャストホールディングス:134名
- ワールドホールディングス:126名
- キャリアリンク:98名
- フォーラムエンジニアリング:95名
- 夢真ビーネックスグループ:87名
- TAC:67名
- 池田泉州ホールディングス:44名
- ウェルビー:8名
- コンコルディア・フィナンシャルグループ:5名
- ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス:2名
- アルプス技研:2名
- 廣済堂:1名
東証2部
ウイルテック:95名
マザーズ
- メドレー:28,431名
- フォースタートアップス:442名
- MRT:349名
- キャリア:321名
- シリコンスタジオ:275名
- ITbookホールディングス:248名
- CRGホールディングス:84名
- ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス:63名
- ビジョナル:49名
- リビン・テクノロジージ:25名
- コンフィデンス:21名
- SERIOホールディングス:19名
- BCC:5名
- エスユーエス:4名
ジャスダック
- ツクイスタッフ:1,875名
- ヒューマンホールディングス:883名
- nmsホールディングス:12名
- アクセスグループ・ホールディングス:6名
東京プロマーケット
エージェント:53名
札幌証券取引所
キャリアバンク:206名
支援実績上位の特徴は、大手総合型もしくは、医療系特化型の人材紹介会社であること。
ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?
上場企業の間で規模の差ってどのくらいあるの?
【時価総額の高い順】人材紹介の支援実績がある上場企業
時価総額とは、株価×発行済株式数で計算され、その企業の規模を示している。(SMBC日興証券「初めてでもわかりやすい用語集」より)
支援実績のある企業のみを対象に、時価総額帯ごとに分類していくと、次の通り。
- 時価総額1兆円以上:2社
- 時価総額1,000億円以上:8社
- 時価総額100億円以上:23社
- 時価総額10億円以上:15社
以下に、社名と時価総額を記載していく。
1兆円以上
- リクルートホールディングス:10,304,653(百万円)
- エムスリー:4,940,320(百万円)
1,000億円以上
- パーソルホールディングス:592,945(百万円)
- コンコルディア・フィナンシャルグループ:518,925(百万円)
- エス・エム・エス:325,406(百万円)
- テクノプロ・ホールディングス:304,012(百万円)
- ディップ:185,531(百万円)
- メイテック:177,892(百万円)
- エン・ジャパン:170,774(百万円)
- 夢真ビーネックスグループ:107,837(百万円)
100億円以上
- ジェイ エイ シー リクルートメント 86,300(百万円)
- フルキャストホールディングス:78,197 (百万円)
- エスプール:72,450(百万円)
- パソナグループ 71,665(百万円)
- 日本調剤:55,411(百万円)
- WDBホールディングス:50,832(百万円)
- アルプス技研:47,563(百万円)
- 池田泉州ホールディングス:46,647(百万円)
- ワールドホールディングス:45,049(百万円)
- ウェルビー:42,491(百万円)
- ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス:41,132(百万円)
- MS-Japan 38,612(百万円)
- ライク:35,418(百万円)
- クイック 32,142(百万円)
- ウィルグループ 25,794(百万円)
- 日総工産:25,505(百万円)
- クリーク・アンド・リバー社 25,435(百万円)
- 学情 24,724(百万円)
- キャリアリンク:23,707(百万円)
- フォーラムエンジニアリング:23,211(百万円)
- 廣済堂:23,156(百万円)
- ヒューマンホールディングス 15,810(百万円)
- フォースタートアップス:11,548(百万円)
10億円以上
- コンフィデンス:9,749(百万円)
- ITbookホールディングス:9,530(百万円)
- キャリアデザインセンター 9,389(百万円)
- nmsホールディングス:7,823(百万円)
- ウイルテック:7,029(百万円)
- リブセンス:5,801(百万円)
- MRT:5,659(百万円)
- SERIOホールディングス:4,981(百万円)
- キャリア:4,485(百万円)
- TAC:4,311(百万円)
- エスユーエス:3,782(百万円)
- ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス 3,264(百万円)
- CRGホールディングス:2,667(百万円)
- BCC:2,460(百万円)
- アクセスグループ・ホールディングス:1,099(百万円)
ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?
上場企業のうち、伸びてる会社ってどこ?
【株価上昇率ランキング】人材紹介の支援実績がある上場企業トップ10
株価は、会社選びをするための重要な指標となる。
なぜなら、株価は「会社の価値を表すとともに、会社の未来に対する通信簿」だから。(東京証券取引所「会社の株価の決まり方」)
2020年と2021年とを比較して、株価上昇率の高い順にランキングをしていく。
- フォースタートアップス:+173.5%
- クリーク・アンド・リバー社:+56.6%
- ウイルテック:+56.0%
- MRT:+54.2%
- キャリア:+51.4%
- リクルートホールディングス:+46.1%
- パーソルホールディングス:+35.2%
- nmsホールディングス:+31.2%
- ワールドホールディングス:+30.9%
- フルキャストホールディングス:+30.1%
注目は、ダントツの上昇率を記録しているフォースタートアップス。
成長産業領域における人材支援と資金支援の両軸支援を強みにしている。
特に、ハイレイヤーの人材層に注力することで、成約平均単価が2,700千円を超えている点に注目。(「2022年3月期第1四半期決算説明会資料」より)
クリーク・アンド・リバー社は、クリエイティブ領域、医療領域の2本柱での成長が特徴的。
直近の連結四半期売上は過去最高値、前年同期比111%となっている。 (「2022年2月期「第1四半期 決算説明会資料」より)
10位以下は、次の通り。
- 廣済堂:+29.2%
- クイック:+27.7%
- WDBホールディングス:+27.6%
- ウィルグループ:+25.8%
- ディップ:+23.3%
- パソナグループ:+23.1%
- エスプール:+21.9%
- ヒューマンホールディングス:+20.4%
- メイテック:+18.8%
- コンコルディア・フィナンシャルグループ:+18.2%
- エン・ジャパン:+16.0%
- 日本調剤:+15.9%
- キャリアデザインセンター:+15.7%
- エスユーエス:+14.8%
- 池田泉州ホールディングス:+12.2%
- 日総工産:+8.6%
- ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス:+7.6%
- アクセスグループ・ホールディングス:+6.3%
- CRGホールディングス:+3.1%
- ウェルビー:+1.4%
- テクノプロ・ホールディングス:+0.6%
- フォーラムエンジニアリング:-0.1%
- MS-Japan:-4.2%
- エス・エム・エス:-5.3%
- 夢真ビーネックスグループ:-7.2%
- ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス:-7.6%
- ITbookホールディングス:-7.8%
- ジェイ エイ シー リクルートメント:-7.9%
- TAC:-8.3%
- アルプス技研:-8.4%
- ライク:-13.3%
- リブセンス:-15.9%
- キャリアリンク:-16.0%
- 学情:-21.9%
- エムスリー:-25.3%
- SERIOホールディングス:-36.1%
まとめ:上場企業の企業選びは人材紹介支援実績と成長性に着目
それでは、今日の内容を振り返ります。
人材紹介実績があり、上場している会社は、次の通り。
- 東証一部:33社
- 東証二部:1社
- マザーズ:14社
- ジャスダック:4社
- 東京プロマーケット:1社
- 札幌証券取引所:1社
支援実績のある企業のみを対象に、時価総額帯ごとに分類していくと、次の通り。
- 時価総額1兆円以上:2社
- 時価総額1,000億円以上:8社
- 時価総額100億円以上:23社
- 時価総額10億円以上:15社
2020年と2021年とを比較して、株価上昇率の高い順にランキングすると、次の通り。
- フォースタートアップス:+173.5%
- クリーク・アンド・リバー社:+56.6%
- ウイルテック:+56.0%
- MRT:+54.2%
- キャリア:+51.4%
- リクルートホールディングス:+46.1%
- パーソルホールディングス:+35.2%
- nmsホールディングス:+31.2%
- ワールドホールディングス:+30.9%
- フルキャストホールディングス:+30.1%
人材紹介会社選びにおいては、支援実績と事業の成長性を見極める必要がある。
なぜなら、支援実績が少なければ、コンサルタントとしての活躍の機会を得られないから。
事業の成長性がなければ、ポジションアップしていく余地が狭くなるから。
ここまで記事を読んだあなたなら、人材紹介と上場企業との関係性について理解が深まったのではないでしょうか。
そうなると、逆に中小の人材紹介会社についても気になりますよね?
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。