転職エージェントに興味を持っているあなたには、こんな悩みがありませんか?
リクルーティングアドバイザーの飲み会ってどれくらいあるの?
キャリアアドバイザーの場合は?
会社によって飲み会の雰囲気って違う?
次のような経験をもつ私(@taqnock)が、あなたの悩みに答えます
転職エージェントの飲み会って、激しいイメージがありますよね?
コミュニケーションを仕事にしている職種柄、コミュニケーションが矢のように飛び交うシーンを想像しますよね?
私も、人材業界に入る前は正直ビビッていました…。
この記事では複数社を経験した現役転職エージェントの私が、飲み会事情を解説します。
転職エージェントの飲み会シーン【リクルーティングアドバイザー編】
リクルーティングアドバイザーが参加する飲み会シーンは、次の4つ。
- 自社内
- 求人企業
- 協力企業
- イベント・セミナー
それぞれについて解説していきます。
【シーン①】自社内
自社内でよく飲み会や会食があるタイミングは次の3つ。
- 4半期や年度の締め(会社単位)
- 目標達成月(チーム単位)
- 週末(個別単位)
主に、社員・チームの士気向上のために開催される。
4半期や年度の締めは、売上目標達成の表彰なども行われる。
チーム単位では、会社単位よりも短いスパンで目標達成に合わせた飲み会があるケースも。
チーム単位の場合は、有無や頻度はチームリーダーの方針次第。
ただ、最近はコロナの影響によって開催していない会社も多い。
【シーン②】求人企業
会食の席を求人企業と設けることもある。
タイミングとしては、「成約後」が多い。
その理由は、より濃い関係性を作ることにある。
具体的には、次のような意図をもって参加する。
- 求人企業側:継続的により多くの採用支援を受けたい
- 転職エージェント側:より濃い、より多くの内部情報を知りたい
エージェント側としては、内部情報に精通するほど、求職者の紹介がしやすくなる。
なぜなら、求職者に対して提供できる情報の質が上がり、情報量も増すから。
【シーン③】協力企業
求人を獲得するためのパートナーとなってくれる企業と会食をする機会もある。
会食時には、次のような情報交換をする。
- 顧客の抱える課題
- 業界のトレンド
- 新サービスの展開状況・課題
これにより、お互いの腹の内が分かる。
腹の内が分かると、顧客を共有するための協力関係が結びやすくなる。
なぜなら、ぶっちゃけ会食の席ともなると機密情報に近い情報も話されるから。
ちなみに、協力企業には見込み客の属性が近い企業をターゲットにすることがポイント。
なぜなら、WIN-WINの関係性を築きやすいから。
【シーン④】セミナー・イベント
コロナの影響によって、セミナーやイベントはオンラインが多い。
「オンライン飲み会」などもあるにはあるが、少数派。
オフラインの場合だと、飲み会や会食の席で見込み客と直接コンタクトができる。
お酒が入っていると、初対面であっても話が弾みやすい。
セミナーやイベントを実施者別で分けると次の通り。
- 自社
- 協力企業
- 業界団体
- 異業種交流会
リクルーティングアドバイザーの観点からは、自社開催がベスト。
なぜなら、見込客の情報が最も集まりやすいから。
ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?
キャリアアドバイザーの場合はどうなの?
転職エージェントの飲み会シーン【キャリアアドバイザー編】
キャリアアドバイザーが参加する飲み会や会食シーンは次の2つ。
- 自社内
- 求職者
リクルーティングアドバイザーと比較すると、飲み会・会食シーンが少ない。
その理由は、外部との接点が求職者に限られるから。
ただ、自社内の飲み会についてリクルーティングアドバイザーと違う点が、1つある。
それは、飲み会を週末(金曜日)にはやらないこと。
なぜなら、土曜日に求職者との面談のため、勤務するメンバーが多いから。
曜日はランダムになることが多い。
求職者との飲み会・会食は、次の2つのシーンで行う。
- クロージング時
- 入社後
【シーン①】クロージング時
クロージング時に会食を行う理由は、次の3つ。
- 確実に入社の決断してもらうため
- 決断に責任を持ってもらうため
- 知り合いを紹介してもらうため
求人企業からの内定には、回答期限がある。
キャリアアドバイザーとしては、確実に期限に間に合うように求職者から入社意思表示をもらう必要がある。
そのために会食をセッティングする。
具体的には、入社意思確認→会食の流れになる。
同時に、意思表示後に辞退をするという状況を作らないようにする。
意思確認の確実性と意思の固さを確認するために、対面で確認することが効果的。
入社意思表示後は「転職活動の終了」の状況となる。
「長い間転職活動、お疲れ様でした」と、求職者を慰労する意味で会食を行う。
併せて、会話の流れから転職活動をしたい知り合いの紹介を促す。
紹介を得られることで、次の成約見込みを作ることができる。
つまり、キャリアアドバイザーにとっての営業活動となる。
【シーン②】入社後
入社後に会食を行う理由は、次の2つ。
- 早期離職を起こさないため
- 知り合いを紹介してもらうため
求職者が求人企業に入社して概ね6か月以内は、早期退職に対する返金が発生する期間となる。
その期間内に退職をさせないために、会食を通じて状況確認・フォローを行う。
同時に、クロージング時から求職者を継続的にフォローすることで、知り合いの紹介ももらいやすくなる。
ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?
社内の飲み会は、どんな雰囲気なの?
転職エージェント内の飲み会の雰囲気は会社よりも”所属チーム”による
一般的には、人材系の会社は「体育会系のノリ」のイメージがありますよね?
ただ、私は複数の人材会社を経験していますが、会社によっても、所属チームによっても、飲み会の雰囲気は全然違う。
特に、所属チームの雰囲気は影響が大きい。
具体的に私が経験してきたチームの雰囲気には、次のようなケースがありました。
- 体育会系のノリ
- パーティー好き
- 義務的・やらされ感のある雰囲気
- 個別で飲む方が好き
- そもそもやらない
真逆な雰囲気もありますよね?
チームの雰囲気を知るには、面接内で配属予定チームのことについて聞いてみましょう。
具体的には、次のような項目。
- 営業スタイル
- チームの課題
- メンバーの前職・経験
- コミュニケーション頻度
- コロナ禍以前の飲み会頻度
特に、メンバーのバックボーンについての話を聞くと効果的です。
なぜなら、メンバーの出身業界構成から雰囲気を連想しやすいから。
まとめ:転職エージェントでは飲み会を営業に活用できるコンサルタントが強い
それでは、今日の内容を振り返ります。
リクルーティングアドバイザーが参加する飲み会や会食シーンは次の4つ。
- 自社内
- 求人企業
- 協力企業
- イベント・セミナー
キャリアアドバイザーが参加する飲み会や会食シーンは次の2つ。
- 自社内
- 求職者
会社によっても、所属チームによっても、飲み会の雰囲気は全然違う。
特に、所属チームの雰囲気は影響が大きい。
チームの雰囲気を察知するには、面接内で配属予定チームのメンバーについて確認してみましょう。
具体的には、次のような項目。
- 営業スタイル
- チームの課題
- メンバーの前職・経験
- コミュニケーション頻度
- コロナ禍以前の飲み会頻度
ここまで記事を読んだあなたなら、転職エージェントでの飲み会や会食について理解を深められたのではないでしょうか?
もっと人材紹介に関する口コミや評判を知っておきたい
というあなたは、こちらを読んでみてください。
≫【それ本当?】現役社員が転職エージェントに関する口コミや評判に答える
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。