キャリアアドバイザーに興味を持っているあなたには、こんな悩みがありませんか?
キャリアアドバイザーにはどんなスキルが必要なの?
いつまでに、何を、どのくらい身に付けておけばいいの?
身に付けるためにはどうしたらいいの?
次のような経験をもつ私(@taqnock)が、あなたの悩みに答えます
キャリアアドバイザーって、業界外から見ると「すごい人」のように感じますよね?
私も、求職者としてエージェントを利用したときに同じように感じました。
しかし、キャリアアドバイザーを形作るコアスキルは意外にシンプルです。
この記事では、あなたの「イメージ」を具体的理解に落とし込めるよう解説していきます。
ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
キャリアアドバイザーに必要な3つのスキル
キャリアアドバイザーに必要なスキルは次の3つです。
- 【必要なスキル①】ロジカルさ
- 【必要なスキル②】コミュニケーション能力
- 【必要なスキル③】提案力
それぞれ詳しく解説していきます。
【必要なスキル①】ロジカルさ
キャリアアドバイザーには、ロジカルさが必要不可欠です。
なぜなら、求職者は「悩んでいる」場合がほとんどだから。
つまり、ロジカルさが不足している状態。
もし、キャリアアドバイザーもロジカルさが不足していると、どうなるでしょう?
「一緒に悩む」状態になります。
キャリアアドバイザーとして、最悪なパターンです。
なぜなら、求職者が求めているものは「悩みの解決」だから。
求職者を導くためには、ロジカルさが必要です。
【必要なスキル②】コミュニケーション能力
キャリアアドバイザーは、「ロジカル」なだけでは足りません。
なぜなら、人間は「論理」だけでは動かないから。
「感情」を動かすのに重要なのが、コミュニケーション能力です。
求職者との精神的な距離感をいかに縮めるか、が重要。
具体的には…
- いつ
- どのように
- どれくらい
縮めるかのバランス感覚が重要です。
世の中には、数多くのエージェントや転職サイトがあります。
その中で、選ばれるエージェントになるには、距離感を近づけるコミュニケーション能力が重要です。
【必要なスキル③】提案力
キャリアアドバイザーには、「自信」に裏打ちされた提案力が不可欠です。
提案力のベースには、論理と感情が必要です。
つまり、必要なスキル①ロジック+②コミュニケーションが前提となります。
なぜなら、求職者に「環境変化を伴う決断」を行ってもらう必要があるから。
人生を左右する決断です。
状況としては、家を買うときに似ています。
決断をするための安心材料として、論理と感情の両方が必要ということ。
特に、提案力は次の2つのシーンで重要となります。
- 紹介求人の提案【=論理】
- 入社意思決定時のクロージング【=感情】
求人票を見るときには、論理面の判断軸が強くなります。
●●だから、この求人は私の希望条件に合っている
入社意思決定のときは、感情面の判断軸が強くなります。
●●社には私の希望するキャリアが叶うイメージが強い
●●社にピンときました!
①ロジカルさと②コミュニケーション能力があれば、自信を持って提案を行えます。
ただ、実際のところ提案が苦手なキャリアアドバイザーは多いです。
その原因となっているのは、論理と感情どちらかの不足。
つまり、次のような状態がよく起こっています。
- 的の外れた提案【=論理が不足】
- 強引な提案【=感情が不足】
自信がないから、よい提案ができない
という状態です。
その結果、次のような求職者のリアクションにつながってしまいます。
●●社は全然希望と違う求人を紹介してくる
●●社は私の意図をくみ取ってくれない
この状態はとても危険です。
エージェント利用者の満足度を上げなくては、業界全体が沈んでしまいます。
つまり、個人や会社単位だけの問題ではない、ということです。
業界全体で提案力を上げていく必要があります。
業界全体のスキルアップにつながれば…
という思いこのブログを書いています。
ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?
3つのスキルはいつまでに身に付けなきゃいけないの?
キャリアアドバイザーに必要な3つのスキルは、面接までに〇%身に付けておこう
キャリアアドバイザーに必要な3つのスキルは、面接までにある程度身についている必要があります。
ある程度とは、それぞれ次の通り。
- 【必要なスキル①】ロジカルさ:完成度75%
- 【必要なスキル②】コミュニケーション能力:完成度50%
- 【必要なスキル③】提案力:完成度50%
特に、ロジカルさが重要です。
その理由は、次の3つ。
- 【理由①】ロジカルさは、業界問わない共通スキルだから
- 【理由②】コミュニケーション能力は、人材紹介業界で活きるとは限らないから
- 【理由③】提案力は、コミュニケーション能力が前提となっているから
【理由①】ロジカルさは、業界問わない共通スキルだから
論理性なくして、売上を継続的に立てることは難しい。
勢いがあれば、一時的には売上が立ちます。
しかし、継続的には難しい。
勢いだけでは計画が立たないからです。
業界問わず共通の原則です。
だからこそ、面接官は人材紹介業界に入る前までに、身に付けておいてほしいと考えます。
「75%」の意味は、ロジックが完璧でなくとも、「論理的に考える習慣」が身についていればOKということです。
【理由②】コミュニケーション能力は、人材紹介業界で活きるとは限らないから
コミュニケーション能力と提案力は、前職までのスキルが人材紹介業界で活きるとは限りません。
なぜなら、人材紹介業界は特殊だから。
具体的に言うと…
- 対法人(求人企業)
- 対個人(求職者)
どちらも存在する業界だから。
もっと言うと、対法人コミュニケーションを前提として、対個人コミュニケーションを行う必要があります。
となると、対法人、対個人で鍛えてきたコミュニケーション能力が活きるとは限りません。
「50%」の意味は、前職において円滑なコミュニケーションが取れていればOKということです。
【理由③】提案力は、コミュニケーション能力が前提となっているから
この理由は、既に説明済みですね。
提案力は、①ロジカルさ+②コミュニケーション能力があることで成立します。
コミュニケーション能力が人材紹介業界で活きるとは限らない以上、提案力も同じく活きるとは限りません。
ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?
ロジカルさを身に付けるためにはどうしたらいいの?
キャリアアドバイザーにもっとも必要なスキル「ロジカルさ」習得には学習と実践の繰り返し
「ロジカルさ」を習得するには、学習と実践の繰り返しが肝心です。
その理由は、次の2つです。
- 【理由①】私自身が学習と実践を繰り返して身に付けてきたから
- 【理由②】一朝一夕には身につかないスキルだから
【理由①】私自身が学習と実践を繰り返して身に付けてきたから
私は元々「ロジカルさ」のカケラもない営業でした。
勢いと残業時間で勝負をしてきた熱血タイプの人間です。
しかし、人材業界に入った時、今までのやり方は通用しないと感じました。
なぜなら、莫大な数の求人企業と求職者をマッチングする必要があるから。
論理的かつ戦略的に進めなければ、到底勝てない。
そこで、ロジカルシンキングに関する本をいくつも読み、現場で試行錯誤を繰り返しました。
その結果、キャリアアドバイザーとしての「ロジカルさ」を習得できました。
嬉しい誤算は、キャリアアドバイザーとしての成果だけでなく、マネジメントスキルの向上にもつなげられたこと。
私のキャリアの基礎になっています。
【理由②】一朝一夕には身につかないスキルだから
本を読んでも、すぐには結果に結び付きません。
なぜなら、頭では分かっていても、行動に落とし込むには時間がかかるから。
本を読んでも、最初は「違和感」が強く残ります。
自分の「常識外」の論理だから当然です。
本を読んで実践
↓
迷う、疑う、忘れる
↓
もう一度本を読みなおして実践
この繰り返しです。
私の場合、行動に落とし込めるまで、1年はかかりました…。
習慣化するには、地道な努力が必要です。
具体的には、私は次の2冊で勉強をしました。
私自身の「転機」になった本です。
少し価格は高めですが、きっとあなたの成長につながります。
次のようなメリットを考えると、本の費用回収は十分可能です。
- 現職での昇給につながる
- キャリアアドバイザーへのキャリアチェンジの可能性アップ
簡単に、2冊の内容を解説していきます。
「ロジカル・シンキング」に書かれていることは、次の4つのポイントに集約されます。
特に「MECE」という言葉を知らない人には、本書は必ず読んでほしい。
私は本書でこの概念を知り、衝撃を受けました。
だから、あの人の話には説得力があるのか!!
というリアルな気づきがありました。
分かりやすい話ができる人は、必ず身に付けています。
同時に、こんな風にも感じました。
私は今まで丸腰で戦ってきたんだな…
「何となくは分かっている」と「明確に意識している」の間には天と地ほどの差が生まれる概念です。
「考える技術・書く技術」に書かれていることは、ピラミッド構造による論理構成によって、自分の考えを分かりやすく伝える技術。
「ロジカル・シンキング」よりもさらに「考え方」のイメージを鮮明化させてくれます。
つまり、私が考える2冊の使い方は、次の通り。
- 「ロジカル・シンキング」:考え方の基礎を学ぶ
- 「考える技術・書く技術」 :考え方を実践できるようにする
まとめ:キャリアアドバイザーにもっとも必要なスキルは現職で鍛えられる
それでは、今日の内容を振り返ります。
キャリアアドバイザーに必要なスキルは次の3つです。
- 【必要なスキル①】ロジカルさ
- 【必要なスキル②】コミュニケーション能力
- 【必要なスキル③】提案力
キャリアアドバイザーに必要な3つのスキルは、面接までにある程度身についている必要があります。
ある程度とは、それぞれ次の通り。
- 【必要なスキル①】ロジカルさ:完成度75%
- 【必要なスキル②】コミュニケーション能力:完成度50%
- 【必要なスキル③】提案力:完成度50%
「ロジカルさ」を習得するには、学習と実践の繰り返しが肝心です。
学習には、次の2冊がおすすめです。
ここまで読んだあなたなら、キャリアアドバイザーに必要なスキルについて理解を深められたのではないでしょうか。
そうなると、「どんなポテンシャルがあればいいのか」についても気になりませんか?
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そんなあなたは、こちらの記事も参考にしてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。