キャリアアドバイザーに興味を持っているあなたには、こんな悩みがありませんか?
キャリアアドバイザーに応募する時の転職理由ってどう書けばいい?
いい転職理由、ダメな転職理由の違いって、何?
転職理由って、具体的に何書けばいいの?
次のような経験をもつ私たくの(@taqnock)が、あなたの悩みに答えます
転職理由って、どこまでが含まれるかって分かりづらいですよね?
現職を辞めた理由まで?志望理由まで?
ここが整理できていないと、書類選考の合格率を落としてしまいます。
さらには、面接での採用担当者とのコミュニケーションにおいても”すれ違い”が頻発する。
かく言う私も、面接で脇汗をかきまくった経験があります。
この記事では私の実体験を踏まえて、あなたの疑問に答えていきます。
落ち着いて面接が受けられるよう、参考にしてください。
キャリアアドバイザーへの転職理由は”時系列”で整理する【退職理由とは違う】
転職理由は、退職理由、志望動機との時系列で整理しましょう。
- 退職理由:過去
- 転職理由:ターニングポイント
- 志望動機:現在
なぜなら、あなたの意図を採用担当者にストリートに伝えることができるから。
特に転職理由と退職理由は、混同されがち。
ただ、次のように整理すると明らかに違いますよね?
- 退職理由:なぜ、仕事を辞めたいと思ったか(過去)
- 転職理由:なぜ、転職をしようと思ったか(ターニングポイント)
同じく、転職理由と志望動機も混同されがち。
ただ、整理してみると違いがよく分かります。
- 転職理由:なぜ、転職をしようと思ったか(ターニングポイント)
- 志望動機:なぜそれをやりたいと思うのか(現在)
志望動機の作り方について、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
≫それで大丈夫?キャリアアドバイザーの志望動機に欠かせない5つの軸を解説【例文あり】
私は年間200人以上の転職理由を見てきました。
ただ、多くの求職者が、初回面談時点では思考の整理ができていない。
特に、こんな転職理由をよく聞く。
現職が忙しすぎるから、事務職になりたい
上記は、本質的な転職理由が抜けている状態。
具体的には、次の通り。
- ”現職が忙しすぎる”=退職理由
- ”事務職になりたい”=志望動機
現職を辞めて何を実現したいのか?という転職理由を加えていく必要がある。
転職理由を考える際は、まず退職理由、転職理由、志望動機それぞれの要素に分解して整理してみる。
そうすることで、採用担当者にあなたの真意が伝わるようになる。
ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?
具体的に、いい転職理由、ダメな転職理由の違いって、何?
キャリアアドバイザーへの転職理由として外せない2つの要素
キャリアアドバイザーの転職理由に重要な2つの要素は次の通り。
- 具体的であること
- 実現できること
逆に、ダメな転職理由は次の通り。
- 抽象的なこと
- 実現できる可能性が低いこと
ダメな転職理由の具体例を挙げると、次の通り。
- 抽象的→「キャリアアップがしたい」「人のためになりたい」
- 実現可能性が低い→「人間関係を改善したい」
私が採用担当者として行う面接でも、これが理由で不合格にすることはよくある。
転職理由とは、環境を変えざるを得ない理由。環境を変える目的。
ダメな転職理由に共通することは、環境を変えざるを得ない理由に達していないこと。
具体的に言うと次の通り。
- 抽象的→環境を変えるほどの理由になっていない
- 実現可能性が低い→環境を変えても解決しない
確かに、キャリアアドバイザーという仕事のイメージから「人のためになりたい」という転職理由を書いてしまいがち。
ただ、「人のためになりたい」という転職理由であれば、世の中に個人をサービス対象とした仕事はいくらでもある。
また、「人のためになりたい」には”キャリア”という重要な軸が抜けている。
重要な軸が抜けると、転職理由につながる志望動機も書きづらくなる。
”人間関係”についての言及も要注意。
転職をすることで人間関係が改善する保証はどこにもない。
「あなたを転職へと突き動かすものは何か?」
この問いをあなた自身の中で、突き詰めて考えてみてください。
ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?
具体的に、どんな転職理由を書けば正解なの?
キャリアアドバイザーの書類選考に通りやすい転職理由3タイプ【私なら高評価を付ける】
私が今まで見てきた転職理由のうち、よく書類選考を通す3タイプを紹介します。
- スキル軸
- 業務軸
- 評価軸
それぞれ詳しく解説していきます。
①スキル軸
スキル軸とは「○○のスキルを磨きたいから」という転職理由。
単に「スキルを磨きたい」という理由だけでは弱い。
自分の強みを背景として、伸ばしたいスキルイメージを伝えていきましょう。
なぜなら、採用担当者がスキルと業務の親和性をイメージできるから。
スキルと業務のイメージが合えば、あなたに対してのよい印象につながる。
転職理由の例文は、次の通り。
現職では、自身の○○という強みを武器に、目標以上の成果を残してきました。
達成感がある一方で、自身の強みを更に伸ばし、より大きな成果を出したいと考えています。
強みの”伸び率”が最も高い環境はどこかと考えた際、●●という理由から、現状の環境を維持すべきではないと判断しました。
自身の強みを最も伸ばすことのできる環境を求め、転職を希望しています。
②業務軸
「○○の業務を経験したいから」という転職理由。
単に「経験したい」という理由だけでは弱い。
現職で感じた課題を背景として、経験したい業務内容を伝えていきましょう。
なぜなら、採用担当者はあなたに課題感があることによって、入社後の行動をイメージできるから。
入社後の行動イメージは、あなたに対してのよい印象につながる。
転職理由の例文は、次の通り。
現職では○○業務までしか経験ができませんが、●●業務を経験したいと考えています。
なぜなら、●●業務までができるようになって初めて、顧客の本質的理解ができると考えているからです。
顧客の本質的理解をし、より大きな価値提供を行えるようになりたく、転職を希望しています。
③評価軸
「評価の受け方を変えたいから」という転職理由。
つまり、受ける評価の”種類”を変えたいということ。
分かりやすい例としては”年功序列型”→”成果報酬型”への評価軸の転換。
ただし、間違ってはいけないのは、現職の評価軸に対しての”不満”になってはいけない点。
なぜなら、不満を言った時点で組織への適応能力を疑われてしまうから。
現状の環境下で結果を出した上で、あえて環境の変化を望む言動。
それによって、採用担当者は”自分に対して厳しい”というよいイメージをあなたに対して抱く。
転職理由の例文は、次の通り。
現職は、いわゆる”年功序列型”の組織です。
長い時間をかけて着実にステップアップしていく道もありますが、私としては個人の成果と評価が連動する組織で働くことを希望しています。
なぜなら、私はそういった環境にみを置くことで更なる自己成長をでき、ひいては組織の成長に貢献できると考えるからです。
早期に成果を上げ、個人の成果だけはでなく早期に組織を率いる立場を経験したく、転職を希望しています。
まとめ:キャリアアドバイザーの転職理由は時系列で整理し、2つの要素+3つの軸を確認しながら考えよう
それでは、今日の内容を振り返ります。
転職理由は、退職理由、志望動機との時系列で整理しましょう。
- 退職理由:過去
- 転職理由:ターニングポイント
- 志望動機:現在
キャリアアドバイザーの転職理由に重要な2つの要素は次の通り。
- 具体的であること
- 実現できること
書類選考に通りやすい転職理由3タイプは次の通り。
- スキル軸
- 業務軸
- 評価軸
この記事を読んだあなたは、キャリアアドバイザーを目指すための転職理由のイメージを掴めているはず。
志望動機の作り方なども参考にしながら、応募書類の作成を進めていきましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。