キャリアアドバイザーに課されるノルマ12種類を徹底解説【設定者の私が暴露】

キャリアアドバイザーに課されるノルマ12種類を徹底解説【設定者の私が暴露】 未来のキャリアアドバイザー

キャリアアドバイザーに興味を持っているあなたには、こんな悩みがありませんか?

あなた
あなた

キャリアアドバイザーのノルマってどんなものがあるの?

あなた
あなた

ノルマを達成できないと、どうなるの?

あなた
あなた

入社前にどんなノルマが課されるか分かる?

たくの
たくの

次のような経験をもつ私(@たくの)が、あなたの悩みに答えます。

  • キャリアアドバイザー歴は5年以上
  • 現役の転職エージェント管理職
  • 現在はノルマを設定する側の立場

”ノルマ”と聞くと、漠然とした恐怖感がありますよね?

会社によって非常に厳しいノルマを課すところもあれば、最低限のノルマを課すところをある。

会社によってバラバラな状況だから、ノルマの本質が理解がしづらい。

理解しづらいと漠然と怖い状態になる。

ノルマの全体像を理解しておくことで、”正しく恐れる”ことができる。

この記事では、私の経験と入手した情報を元に、あなたの疑問に答えていきます。

この記事を読むメリット
  • ノルマを構造的に理解でき、”恐怖感”がなくなる
  • ノルマを達成できない最悪なパターンを知ることで、逆に”安心感”を得られる
  • ノルマの情報を入社前に掴むために、面接で具体的に”どう聞くか”が分かる

キャリアアドバイザーに課されるノルマ全12種類

キャリアアドバイザーに課されるノルマ全12種類

キャリアアドバイザーに課されるノルマは12種類。

  • 入金金額
  • 成約金額
  • 成約人数
  • 内定人数
  • 面接通過人数
  • 書類選考通過人数
  • 応募企業数
  • 推薦人数
  • 面談人数
  • 紹介獲得数
  • スカウト返信数
  • スカウト送信数

12種類のノルマをまとめた根拠は、次の3つ。

  • 複数の人材会社で働いた私自身の経験
  • 同業他社のコンサルタントからリークしてもらった情報
  • 自社の採用面接でヒアリングした他社情報

一般的にあまりオープンになる情報ではない、レア情報です。

ノルマ設定の全体像としては、以下の通り。

KPI、KGIを中心にノルマが決まっていく。

KPI、KGIを中心にノルマが決まっていく。

ここで、用語の定義をしておきます。

  • KPI(KeyPerformanceIndicators)=”プロセス”達成評価
  • KGI(KeyGoalIndicator)=”最終目標”達成評価

KGIは、次の3つに置かれる事が多い。

  • 入金金額
  • 成約金額
  • 成約人数

KPIは、KGI以外の項目。

  • 内定人数
  • 面接通過人数
  • 書類選考通過人数
  • 応募企業数
  • 推薦人数
  • 面談人数
  • 紹介獲得数
  • スカウト返信数
  • スカウト送信数

ノルマの設定のされ方は、会社によって3つのケースがある。

  • KGIのみに設定
  • KGIとKPIにまたがって設定
  • KGIとKPI+会社独自のノルマで設定(図のケースがこれ)

簡単に言えば、1つ目は「売上だけあげてこい!」というパターン。

2つ目は「プロセスもちゃんと見るよ」というパターン。

3つ目は「日経新聞も読んで、上司に感想送れ!」というパターン…。

ちょっと例が極端ですね笑

どのパターンかによって、コンサルタントの取るべき動きが違ってくる。

ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?

あなた
あなた

ノルマと評価の意味は同じ?

【答え】違う

”ノルマ=評価対象”ではないケースも存在する。

つまり、”ノルマとして設定するけど、評価対象ではない”という状態もある。

この場合は”ノルマを達成しないと怒られるけど、評価は下がらない”という微妙な状況が起こる。

この時、あなたはどうしたらいいでしょうか?

それは”評価項目”を達成するために何をすべきか?を中心に考えること。

そうでないと”怒られないように仕事をする”受け身な仕事になってしまう。

これでは自分のためにならない。

あなた
あなた

ノルマを達成できないと、どうなるの?

ノルマを達成できないキャリアアドバイザーは異動になる【全体の2割】

ノルマを達成できないキャリアアドバイザーは異動になる【全体の2割】

”ノルマ=評価項目”の前提がある場合。

ノルマが達成できないと、キャリアアドバイザーを続けることは難しい。

つまり、他部署への異動対象となる。

なぜなら、”ノルマの未達=適性なし”とみなされるから。

キャリアアドバイザーへ向けられる評価の視線は厳しい。

異動の判断も早くなりがち。

なぜなら、キャリアアドバイザーは人材紹介会社にとって生命線だから。

キャリアアドバイザーが成果を落とせば、収益が一切立たない厳しい現実がある。

異動先は、リクルーティングアドバイザー部門(営業職)が多い。

その他の部門であった場合は、次の2パターン。

  • より長所を活かせる職種がある場合
  • 「顧客の前には立たせられない」と判断した場合(=左遷)

ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?

あなた
あなた

実際、ノルマ達成の割合はどのくらいなの?

【答え】2割~5割程度

「幅広いな…」と思いますよね?

なぜ幅広くなるかというと、達成率は”本人の努力”以外の影響が大きいから。

主な影響要素は、3つ。

  • 会社のノルマ設定精度
  • 会社の集客力
  • 景気変動

大事なことは”与えられたルール”の中で、最大限の努力をすること。

自分の努力が及ばないことに文句を言っても意味がない。

社内においては、ある意味で”平等”だから。

異動の対象となるのは、最下位の2割。

2:6:2の法則が当てはまる。

  • 上2割:ノルマの大幅達成
  • 上3割:ノルマの達成
  • 下3割:ノルマの未達(育成対象)
  • 下2割:ノルマの大幅未達(異動対象)
あなた
あなた

入社前にどんなノルマが課されるか分かる?

キャリアアドバイザーに課されるノルマは面接で確認できる

キャリアアドバイザーに課されるノルマは面接で確認できる

どんなノルマが課されるのかは、面接で必ず質問を確認しましょう。

なぜなら、次の2つのメリットがあるから。

  • 頑張り方がわかる
  • 社風と適性がわかる

もっと簡単に言うと、次の通り。

  • 頑張り方がわかる(=何を頑張ればいいのか分かる)
  • 社風と適性がわかる(=どう頑張ればいいのか分かる)

具体的に何を聞けばいいかを復習すると、次の4つ。

  • KPIの設定項目
  • KGIの設定項目
  • ノルマの設定項目
  • 評価の対象項目

ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?

あなた
あなた

聞いても教えてくれなかったら、どうしたらいい?

【答え】その会社は辞退した方がいい

面接官が評価項目を隠す、もしくは分かっていない会社。

そんな会社で、あなたが適正な評価を受けられる可能性は低い。

とは言っても、おすすめの聞き方はある。

それは「早期にステップアップをしている人の特徴を教えてください」という質問の仕方。

これなら意欲も伝えながら、評価ポイントをヒアリングできる。

まとめ:キャリアアドバイザーに課されるノルマの全体像を理解して、面接で情報を入手しよう

それでは、今日の内容を振り返ります。

キャリアアドバイザーに課されるノルマは12種類。

  • 入金金額
  • 成約金額
  • 成約人数
  • 内定人数
  • 面接通過人数
  • 書類選考通過人数
  • 応募企業数
  • 推薦人数
  • 面談人数
  • 紹介獲得数
  • スカウト返信数
  • スカウト送信数

ノルマを達成できないキャリアアドバイザーは異動になる。

割合としては、全体の2割。

面接では必ずノルマについての質問をしましょう。

具体的に何を聞けばいいかというと、次の4つ。

  • KPIの設定項目
  • KGIの設定項目
  • ノルマの設定項目
  • 評価の対象項目

この記事を読んだあなたは、きっとどんなノルマを持つ会社が自分にフィットするのかのイメージを掴めてきたはず。

あなた
あなた

よし、じゃあ転職活動してみよう!

と思ったあなた。

ちょっと待ってください。

転職活動は”戦略”を間違うと、大きく結果が変わります

行動するに当たっては、次の記事を参考にしてみてください。

未経験でキャリアアドバイザーになるには?|5ステップと”狙い所”を解説

あなた
あなた

キャリアアドバイザーに関する基礎知識をもっと固めておきたい

というあなたは、こちらを読んでみてください。

【保存版】キャリアアドバイザーへの転職を目指す人のための完全ガイド

最後までご覧いただきありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました