【深夜に及ぶ?】人材紹介会社の繁忙期事情を現役エージェントが語る

未来の転職エージェント

人材紹介に興味を持っているあなたには、こんな悩みがありませんか?

あなた
あなた

人材紹介の繁忙期っていつ?

あなた
あなた

繁忙期って、どのくらい忙しいの?

あなた
あなた

逆に閑散期って、何してるの?

たくの
たくの

次のような経験をもつ私(@taqnock)が、あなたの悩みに答えます

人材紹介って、忙しいイメージがありますよね?

ただ、実際いつどれくらい忙しいかって、具体的イメージが付きづらいですよね?

私も、業界に入る前は何となくのイメージしかありませんでした。

この記事では現役転職エージェントの私が、あなたの疑問に答えきます。

この記事を読むメリット
  • 人材紹介会社の具体的繁忙スケジュールが分かる
  • 人材紹介会社の忙しさの具体的イメージがつかめる
  • 逆に、閑散期にどのような準備をしているのかが分かる

人材紹介会社の繁忙期は12~2月【ただし業種・職種によって違う】

人材紹介会社の繁忙期は12~2月【ただし業種・職種によって違う】

人材紹介会社の繁忙期はざっくり12~2月

なぜなら、転職者の多くが3~4月に就職をするから。

厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)

転職活動期間は、1~2か月が最多。

厚生労働省「雇用の構造に関する実態調査(転職者実態調査)

ここに引継ぎ・有休消化期間も加味すると、転職活動~入社までの期間は2~3か月

となると、12~2月に人材紹介会社は繁忙期を迎える。

また、年末年始には、転職相談が増える別の理由もある。

多くの人が実家に帰省し、家族や親戚と仕事の話をする。

改めて自分の仕事について考える機会が増える。

そうすると「転職を考えてみようかな…」という心理になりやすい。

ちなみに、繁忙期は会社所属チームによって違う。

なぜなら、業界職種職階によって求職者の転職活動時期が違うから。

例えば、医療業界と製造業では求職者の転職活動時期が違う。

求職者の転職活動時期が異なれば、人材紹介会社側の繁忙期も異なる。

一例として、次の業界、業種、職階別の入社時期と繁忙期を見ていく。

  • 管理職
  • 医療業界
  • 介護職
  • IT業界
  • 営業職
  • 事務職
  • 製造業
  • 建設業

管理職

管理職でサポートする人材紹介会社・担当チームの繁忙期は、10月~12月

なぜなら、スタッフクラスと比較して現職の引継ぎ期間が長くなるから。

厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)

医療業界

医師特化の人材紹介会社・担当チームの繁忙期は、12~2月

次いで、6~7月も忙しいのが特徴。

厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)

看護特化の人材紹介会社・担当チームの繁忙期は、1~2月

厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)

介護職

介護特化の人材紹介会社・担当チームの繁忙期は、12~1月

他の職種と比較して、年間の繁忙の波が小さいのが特徴。

厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)

IT業界

IT特化の人材紹介会社・担当チームの繁忙期は、12~2月

次いで、7~8月も忙しいのが特徴。

厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)

営業職

営業特化の人材紹介会社・担当チームの繁忙期は、12~2月

次いで、7~8月10~11月も忙しいのが特徴。

厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)

サービス業

サービス業特化の人材紹介会社・担当チームの繁忙期は、12~2月

次いで、10~12月も忙しい。

他の職種と比較して、年間の繁忙の波が小さいのも特徴。

厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)

事務職

管理部門特化の人材紹介会社・担当チームの繁忙期は、1~2月

次いで、10~12月も忙しい。

厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)

製造業

製造業特化の人材紹介会社・担当チームの繁忙期は、12~2月

次いで、6~8月も忙しい。

厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)

建設業

建設業特化の人材紹介会社・担当チームの繁忙期は、12~2月

次いで、10~11月も忙しい。

厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)

ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?

あなた
あなた

忙しいときって「求人」が多い時じゃないの?

【答え】求人ではなく、求職者が多いとき。

なぜなら「売るもの」がなければ、営業活動ができないから。

確かに、1月、3月、6月、10月は新規求人の依頼が増え、ある程度忙しくはなる。

厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)

ただ、それはあくまで「販売先」を確保する瞬間的な忙しさ。

より忙しくなるのは「販売」をするタイミング。

つまり、求職者を紹介するタイミング。

なぜなら、紹介はして終わりではなく、継続的フォローが必要だから。

具体的には、紹介→面接→内定→入社とフォローをしていく。

ここまで読んだあなたは、次のような疑問も感じますよね?

あなた
あなた

忙しいって、具体的にどれだけ忙しいの?

人材紹介会社の繁忙期は「やってもやっても終わらない」感覚

人材紹介会社の繁忙期は「やってもやっても終わらない」感覚

人材紹介会社が繁忙期は、閑散期のは忙しい。

感覚的には、次のようなイメージ。

リクルーティングアドバイザー
リクルーティングアドバイザー

1日中求職者の紹介をしている気がする…

キャリアアドバイザー
キャリアアドバイザー

1日中求職者の面談をしている気がする…

実際、求職者の人数は1.65倍になっている。

厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)

必然と人材紹介会社の忙しさの体感は倍になる。

例えば、求職者の面談を担当するキャリアアドバイザーの夜面談がわかりやすい。

通常期は、18時から1件。

繁忙期は、18時から1件、19時からもう1件と倍になる。

19時から面談をすると、面談後に事務処理を2件分こなし、21時を回ることも…。

フレックスタイム制が導入されていないとキツイ。

会社全体としては、キャリアアドバイザー×面談数分の求職者がいる。

となると、求人側を担当するリクルーティングアドバイザーの求職者紹介数も膨れ上がる。

ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?

あなた
あなた

それだけ忙しいとつらいんでしょ?

【答え】意外とそんなこともない

なぜなら、人材の提案ができることが人材紹介会社にとっての本望だから。

忙しい中でも、クライアントに貢献できていることの喜びを感じるもの。

リクルーティングアドバイザー
リクルーティングアドバイザー

お待たせしました!

という感覚。

精神的なつらさでいえば、逆に閑散期の方がつらい

なぜなら、求人者と求職者のニーズがマッチしづらいから。

ここまで読んだあなたは、次のような疑問も感じますよね?

あなた
あなた

じゃあ、閑散期には何をしてるの?

繁忙期以外の時期には人材紹介会社は仕込みに徹する

閑散期になると、人材紹介会社は仕込みに徹する。

具体的には、次の通り。

  • リクルーティングアドバイザー:求人開拓
  • キャリアアドバイザー:スカウト

なぜなら、求人者・求職者の数が少ないから。

依頼がくるのを待っていては、売上が下がってしまう。

自ら需要を取りに行くことで、売上を作りにいく。

ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?

あなた
あなた

閑散期に営業活動して効果あるの?

【答え】ある。

その理由は、次の2つ。

  • 求人者:補填採用通年採用を行う企業がある
  • 求職者:突発的理由で転職活動をする人がいる

営業活動をすることによって、上記の2者が出会う機会を作る。

マッチングすることで、売上につながっていく。

まとめ:人材紹介会社の繁忙期は怒涛の忙しさ【閑散期での仕込みが肝】

まとめ:人材紹介会社の繁忙期は怒涛の忙しさ【閑散期での仕込みが肝】

それでは、今日の内容を振り返ります。

人材紹介会社の繁忙期はざっくり12~2月

なぜなら、転職者の多くが3~4月に就職をするから。

ちなみに、繁忙期は会社所属チームによって違う。

なぜなら、業界職種職階によって求職者の転職活動時期が違うから。

人材紹介会社が繁忙期は、体感として閑散期のは忙しい。

閑散期になると、人材紹介会社は仕入れに徹する。

具体的には、次の通り。

  • リクルーティングアドバイザー:求人開拓
  • キャリアアドバイザー:スカウト

ここまで記事を読んだあなたなら、人材紹介会社の繁忙期について理解を深められたのではないでしょうか。

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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