人材紹介に興味を持っているあなたには、こんな疑問がありませんか?

大手の紹介実績って、今どんな状況?

各社の状況って、それぞれどう違うの?

今後業績はよくなっていきそう?

次のような経験をもつ私(@taqnock)が、あなたの疑問に答えます

コロナ禍で、業界トップの動向がどうなっているのか気になりますよね?
ただ、動向を知るためのリアルなデータって見つけづらい。
この記事では人材紹介会社に勤務する私が、あなたの疑問に答えきます。
- 業界トップランナーの動向が掴める
- 大手3社の動向の細かな違いが分かる
- 大手3社の今後の見通しが分かる
大手3社の人材紹介会社実績は前年同期比-24.5%

2020年度下期(10~3月)、大手3社の人材紹介実績は前年同期比-24.5%。
中でも、電機/機械/化学等製造業界、コンシューマー業界は前年同期比30%程度下落。
特にコロナの影響が大きい業界と言える。
一方で、メディカル業界は前年同期比-8.2%。
この領域に特化している人材紹介会社は、業績を伸ばしている。
上期(4~9月)は-16.5%だったので、上期比較だと8%下落している。
一方で、下落幅は半減してきている。
- 2019年下期→2020年上期:-21.9%
- 2020年上期→2020年下期:-8.0%

(一般社団法人日本人材紹介事業協会「人材紹介大手3社 転職紹介実績の集計結果」)
ちなみに、大手3社とは次の3社。
- 株式会社リクルート
- パーソルキャリア株式会社
- 株式会社ジェイエイシーリクルートメント
ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?

3社ともに紹介実績が激減しているの?
大手3社のうちジェイエイシーリクルートメントの人材紹介実績は堅調

ジェイエイシーリクルートメントについては、3社平均の前年同期比-24.5%を大きく上回っている。
リクルートとパーソルについては、求人媒体事業の業績を含んでいるため、マイナス幅が大きい。
特に、リクルートに関してはマイナス幅が顕著。
各社の詳細は、次の通り。
株式会社リクルート
人材紹介領域を管轄する「メディア&ソリューション事業」の業績は、次の通り。
2020年第3四半期(10~12月)の売上高は、事業部人材領域としては前年同期比-30.1%。
人材紹介サービスは前年同期比減収率が第2四半期と比べて改善したものの、大幅な減収。
減収の原因は、上半期の中途採用需要低下の影響。
(リクルートホールディングス「第3四半期報告書」)
2021年第4四半期(1~3月)の売上高は、事業部人材領域としては前年同期比-26.5%。
減収の原因は次の2つ。
- 緊急事態宣⾔や新型コロナウイルス感染症の感染者数増加等の影響
- 第1四半期に落ち込んだ企業クライアントの採⽤需要は、7⽉以降回復基調が継続するものの、前年同期⽔準に満たないこと
(リクルートホールディングス「2021年3月期有価証券報告書」)
注意点としては、「メディア&ソリューション事業」は販促領域や求人媒体事業も含んでいる点。
人材紹介以外の事業の影響を少なからず受けている。
パーソルキャリア株式会社
人材紹介領域をメインで管轄する「Career SBU」の業績は、次の通り。
2020年第3四半期(10~12月)の売上高は、事業部としては前年同期比-24.9%。
人材紹介事業の受注は、前年同期比約75%水準まで回復。
減収の原因は次の2つ。
- COVID-19感染拡大に伴う先行きへの懸念から、企業の採用に対する慎重姿勢が継続したこと
- 「an」事業の終了(2019年11月)
(パーソルホールディングス「2021年3月期第3四半期報告書」「2021年3月期第3四半期決算説明会」)
2021年第4四半期(1~3月)の売上高は、前年同期比-16.7%。
人材紹介事業の内定決定者は、COVID-19の影響を大きく受けたQ1と比較すると回復基調。
また、顧客企業からの案件増加数に関しては前年同期比約95%の水準まで回復。
(パーソルホールディングス「2021年3月期決算説明会」)
注意点としては、「Career SBU」は求人媒体事業を30%程度含んでいる点。
人材紹介以外の事業の影響を少なからず受けている。
ただし、リクルートと比較すると、影響度は低い。
株式会社ジェイエイシーリクルートメント
2020年の売上高は、前年同期比-7.0%。
業績が回復傾向となった理由は「緊急事態宣言解除後の6月以降は在宅と出社をおり交ぜた態勢から徐々に通常の業務態勢へ復帰を進め、第4四半期には生産性の回復も確認」できるようになったため。
(ジェイエイシーリクルートメント「2020年12月期有価証券報告書」)
2021年第1四半期(1-3月)の売上高は、前年同期比-5.7%。
業績が回復傾向となった理由は、次の2点。
- 前年度第4四半期の好調な成約結果が売上高に反映
- 特定業界を除くと企業の求人意欲も引き続き高い状況が持続
(ジェイエイシーリクルートメント「2021年12月期第1四半期報告書」)
ジェイエイシーはリクルートやパーソルと異なり、前年同期比の売上マイナス幅が小さい。
なぜなら、人材紹介事業単体での業績開示をしているから。
つまり、求人媒体事業の影響を受けていない状況。
ここまで読んだあなたは、次のような疑問を感じますよね?

今後、業績は改善していく?
人材紹介会社大手3社のうちパーソルの業績予想は上方修正+強気

大手3社の直近の業績や業績予測は、いずれも回復傾向。
コロナ禍に入ってから前年同期比売上高は初のプラスに転じている。
中でも、パーソルは業績予測大幅な上方修正をかけている。
各社の今後の事業展望を最新のIRデータで見ていく。
株式会社リクルート
2022年3月期第1四半期(4~6月)メディア&ソリューション事業人材領域の売上高は、前年同期比+2.7%。
業績回復の要因は、次の2点。
- 大幅に落ち込んだ求人広告サービスが、前年同期比で緩やかに回復したこと
- 企業クライアントの採⽤需要が回復したこと
(リクルートホールディングス「2022年3月期第1四半期報告書」)
パーソルキャリア株式会社
2022年第1四半期(4~6月)Career SBUの売上高は、前年同期比+4.6%。
人材紹介事業の売上高は、前年同期比-10%弱。
業績回復の要因は、次の2点。
- 一部の業種を除き、企業の人材採用意欲が回復基調にあること
- 積極的な営業活動の結果
2022年3月期上期の業績予測は、当初予想を上方修正し+17.7%としている。
公共関連案件受注が好調なStaffing SBUに上方修正が最も上方修正の金額が大きいものの、すべての上方修正。
(パーソルホールディングス「2022年3月期第1四半期報告書」「2022年3月期第1四半期決算説明会」)
株式会社ジェイエイシーリクルートメント
2021年第2四半期(4~6月)の人材紹介事業売上高は、前年同期比-1.0%。
「特定業界を除き、多くの業界で求人意欲は期初から高い状況が継続」したことが背景にある。
(ジェイエイシーリクルートメント「2021年12月期第2四半期報告書」)
2021年12月期の通期業績見通しを前年同期比+3.9%としている。
コンサルタント採用と登録者募集に投資することで実現を図る。
(ジェイエイシーリクルートメント「2021年12月期上半期決算説明会」)
各社、着実な回復傾向が見えてきている。
まとめ:人材紹介会社大手3社はwithコロナ態勢を整え業績回復の兆しあり

それでは、今日の内容を振り返ります。
2020年度下期(10~3月)、大手3社の人材紹介実績は前年同期比-24.5%。
ジェイエイシーリクルートメントについては、3社平均の前年同期比-24.5%を大きく上回っている。
リクルートとパーソルについては、求人媒体事業の業績を含んでいるため、マイナス幅が大きい。
特に、リクルートに関してはマイナス幅が顕著。
大手3社の直近の業績や業績予測は、いずれも回復傾向。
コロナ禍に入ってから前年同期比売上高は初のプラスに転じている。
中でも、パーソルは業績予測大幅な上方修正をかけている。
ここまで記事を読んだあなたなら、大手人材紹介会社の動向について理解を深められたのではないでしょうか。
そうなると、中小人材紹介会社についても気になりますよね?
そんなあなたは、こちらの記事も参考にしてください。
≫【知ればミスマッチを防げる】中小の人材紹介会社に入社する5つのメリット・デメリット

人材紹介に関する基礎知識をもっと学びたい
というあなたは、こちらを読んでみてください。
≫【完全網羅】転職エージェントとは?現役社員の私が基礎知識を徹底解説


リクルーティングアドバイザーやキャリアアドバイザーに関する基礎知識も学びたい
というあなたは、こちらを読んでみてください。


リクルーティングアドバイザーやキャリアアドバイザーを目指すための具体的な流れが知りたい
というあなたは、こちらを読んでみて下さい。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。