人材紹介会社の営業職に興味を持っているあなたは、次のような疑問や悩みがありませんか?
人材紹介会社の営業って、どんな仕事なのかを知りたい。
「人材業界はブラックだ」って話をよく聞くけど、本当にそうなの?
転職活動をするなら、何から始めたらいいの?
次のような経験をもつ私(@taqnock)が、あなたの疑問に答えます。
- 現役の転職エージェント管理職
- ブラック人材会社にも勤務した経験がある
- 未経験から人材業界に入った経験がある
人材紹介会社の営業に興味はあるけど、一体何から始めたらいいんだろう?
そんな悩みを持つあなたのために、未経験から転職成功までのロードマップをまとめました。
- 人材紹介会社の営業職についての基礎理解をしよう
- 【基礎知識①】人材紹介会社の営業職の仕事内容
- 【基礎知識②】キャリアアドバイザーとの違い
- 【基礎知識③】人材紹介会社の営業職のやりがい
- 【基礎知識④】人材紹介会社の営業職を目指す人が読んでおくべき本
- 【基礎知識⑤】人材紹介会社の営業職に向いている人が持つポテンシャル
- 【基礎知識⑥】人材紹介会社の営業職に必要な資格
- 【基礎知識⑦】人材紹介会社の営業職の平均年収と入社時年収
- 【基礎知識⑧】人材紹介会社の営業職のキャリアパス
- 人材紹介会社の営業職はブラック!?闇の部分を告白する
- 【人材業界の闇①】人材紹介会社の営業職入社1年目にきつかったこと
- 【人材業界の闇②】人材紹介会社の営業職に課されるノルマの全貌
- 【人材業界の闇③】人材紹介会社の営業職は本当に激務なのか?を解説
- 人材紹介会社の営業職への転職活動の始め方【5ステップで解説】
人材紹介会社の営業職についての基礎理解をしよう
人材紹介会社の営業職として、最初の一歩を踏み出す方向を間違えないための知識は重要。
なぜなら、最初の一歩を間違えると、想像していたキャリアと全く違うキャリアになってしまうから。
一口に”人材会社の営業職”といっても、業態や職種によって様々な種類がある。
私自身も転職活動をしたときに、様々な業態の人材紹介会社に応募をしました。
会社説明会に行ってみると「えっ?思ってたのと全然イメージが違う…」と感じて応募を辞退した、なんてことも結構ありました。
転職活動をできる期間は有限です。
無駄足を踏まないようにしてくださいね。
まずは、次の7つの記事を読んで、業界についての基礎理解をしましょう。
- 基礎知識①:仕事内容
- 基礎知識②:キャリアアドバイザーとの違い
- 基礎知識③:やりがい
- 基礎知識④:よんでおくべき本
- 基礎知識⑤:必要なポテンシャル
- 基礎知識⑥:必要な資格
- 基礎知識⑦:平均年収
- 基礎知識⑧:キャリアパス
それぞれ解説していきます。
【基礎知識①】人材紹介会社の営業職の仕事内容
リクルーティングアドバイザーとは、企業の採用成功を支援する仕事。
リクルーティングアドバイザー業務は、大きく分けて次の3つ。
- 新規求人獲得業務
- キャリアアドバイザー対応業務
- 顧客対応業務
新規アポイント獲得と求人ヒアリングが、リクルーティングアドバイザー業務の中で特に難しい。
優秀なリクルーティングアドバイザーは次の3つの要素を身に付けています。
- 正しいマインド
- 2つの俯瞰力
- ヒアリングの型
リクルーティングアドバイザーの仕事内容について、もっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
≫リクルーティングアドバイザーの仕事内容とは?【2つの挫折ポイントも発表】
【基礎知識②】キャリアアドバイザーとの違い
キャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーとの基本的な違いは次の通り。
- キャリアアドバイザー:求職者に対して行う業務
- リクルーティングアドバイザー:求人企業に対して行う業務
キャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーの業務で”重複”する部分は、次の2つ。
- 求人紹介
- 面接対策
具体的には、リクルーティングアドバイザーがキャリアアドバイザーの業務を行う形。
この2つの業務をキャリアアドバイザーのリクルーティングアドバイザーどちらが行うかは、会社によって異なる。
逆に、キャリアアドバイザーの仕事は求職者対応となるため、基本的には営業活動をすることはない。
ただ、求職者から求人企業を紹介してもらった時は、例外的に対応する場合がある。
それぞれに求められる能力は次の通り。
リクルーティングアドバイザーに求められる力は次の3つ。
- ずる賢さ
- やり抜く力
- 行動力
キャリアアドバイザーに求められる力は次の5つ。
- 他者理解を深めようとする探求心
- 細やかな配慮
- 先入観を持たない柔軟的思考
- 情報連携力
- 市場感覚
キャリアアドバイザーとの違いについて、もっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
≫【え?キャリアアドバイザーも営業するの?】リクルーティングアドバイザーとの違いを解説
【基礎知識③】人材紹介会社の営業職のやりがい
リクルーティングアドバイザーのやりがいランキングトップ10は次の通り。
- 入社決定の瞬間
- 求人企業の紹介がもらえた時
- 入社後、入社者の活躍を聞いた時
- 内定がでた時
- 求人ヒアリングでクライアントの魅力・課題を深く聞けた時
- 新規求人先アポイントがとれた時
- 書類選考通過、面接通過をした時
- 面接対策で求職者に担当企業を深く理解してもらえた時
- 求人企業に求職者の提案ができた時
- 求人票が完成度高く作成できた時
トップ3がずば抜けて嬉しすぎます。
他業種の営業職との違いは”成約後の貢献がリアルに見える”という部分。
やりがいを感じられる瞬間は最短3か月でやってきます。
最短コースの内訳は次の通り。
- 求人獲得or引継ぎ:1か月
- 求職者サーチ:0.5か月
- 選考~内定・入社決定:1.5か月
リクルーティングアドバイザーのやりがいについて、もっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
≫【発表】リクルーティングアドバイザーのやりがいランキングトップ10
【基礎知識④】人材紹介会社の営業職を目指す人が読んでおくべき本
必読書の2冊は次の通り。
時間があれば、次の一冊も読んでおきましょう。
本で得た知識は、面接での面接官との”共通語”を作るのに役立ちます。
知識をひけらかさず、意欲に転換して転職成功の確率を上げていきましょう。
本の詳しいレビューを見たい方は、こちらをどうぞ。
≫【読まなきゃ損】人材紹介会社の営業職の面接を受ける前に読むべき本3選
【基礎知識⑤】人材紹介会社の営業職に向いている人が持つポテンシャル
人材紹介会社の営業職に向いている人は、次の3つのポテンシャルを持つ人。
- ずる賢さ
- やり抜く力
- 行動力
3つのうち1つでもポテンシャルがあれば人材紹介会社の営業職に挑戦してみよう。
「自分の強みが分からない」というあなたは、無料の自己分析ツールを使ってみよう。
無料の自己分析ツールは、リクナビNEXTのグッドポイント診断やミイダスがおすすめ。
3つのポテンシャルについて、もっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
≫【面接官が暴露】人材紹介会社の営業職に向いている人が持つ3つのポテンシャル
【基礎知識⑥】人材紹介会社の営業職に必要な資格
リクルーティングアドバイザーになるのに、資格は必要ありません。
その理由は、次の3つ。
- 【理由①】資格が必須の仕事ではないから
- 【理由②】資格は採用決定理由の上位に入らないから
- 【理由③】評価される資格には実務経験が必要だから
リクルーティングアドバイザーになるのに、必須ではないけど、プラスになる資格は次の2つ。
- 【あってもいい資格①】MOS(Word・Exel)
- 【あってもいい資格②】業界特有の資格
リクルーティングアドバイザーの面接で問われることは「売上を作る力があるかどうか」です。
質問に答える際に意識してほしいポイントは、次の2つ。
- 【ポイント①】売上の再現性
- 【ポイント②】営業プロセスの分解
必要な資格の考え方について、もっと詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
≫【結論:いらない】リクルーティングアドバイザーになるのに資格は必要か
【基礎知識⑦】人材紹介会社の営業職の平均年収と入社時年収
リクルーティングアドバイザーの平均年収は次の通り。
- 上場企業:516万円
- 中堅企業:453万円
- ベンチャー企業:416万円
リクルーティングアドバイザーの入社時平均年収は450万円。
役職者と非役職者の賃金格差は次の通り。
同じ人材紹介会社でも、タイプは2つに分かれます。
- 狩猟型の会社
- 農耕型の会社
年収を上げるためには、次の4つを確認し、会社のタイプを判別しましょう。
- 評価対象となる項目
- 査定1回当たりの上り幅
- 年収目標到達までにかかる期間
- 年間の査定頻度
年収の算出方法など、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
≫【全54社を徹底調査】リクルーティングアドバイザーの平均年収と入社時年収を発表
【基礎知識⑧】人材紹介会社の営業職のキャリアパス
人材紹介会社の営業職が歩むキャリアパスは、次の3種類。
- 社内
- 転職
- 独立
年収を最短で最大化できるキャリアパスは、人材紹介会社の営業職→独立。
人材紹介会社の営業職にとっての理想のキャリアパスを叶える2ステップは、次の通り。
- 与えられた目標を全達成する
- 上司に自分の目的地を伝える
キャリアパスについて、もっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
≫【出世する人だけが知ってる】人材紹介会社の営業職が歩むキャリアパスの全貌
人材紹介会社の営業職はブラック!?闇の部分を告白する
世間ではよく「人材業界はブラックだ」なんて言われます。
ただし、情報を鵜呑みにせずメリット・デメリットの両方を確認することが大切です。
なぜなら、業界のデメリットを強調している人は”業界を辞めた人”であることが多いから。
辞めた人の意見は、どうしても情報がネガティブな方に偏りがち。
現役で人材紹介業界にいるからこそ分かる、業界のダークな部分も解説していきます。
- 人材業界の闇①:1年目にきついこと
- 人材業界の闇②:課されるノルマ
- 人材業界の闇③:激務なのか
それぞれ解説していきます。
【人材業界の闇①】人材紹介会社の営業職入社1年目にきつかったこと
人材紹介会社の営業職1年目にきついことトップ11は、以下の通り。
- 同僚に売上・出世で先を越される
- 社内の足の引っ張り合いがえぐい
- テレアポのかけ先がない
- キャリアアドバイザーへのアピール方法が分からない
- ”ドル箱求人企業”の担当割り振りが無理ゲー
- キャリアアドバイザーと求人企業との板挟みになる
- 事務作業がハンパなく多い
- ”本当に評価されるのか”が不安になる
- 上司ガチャでハズレを引くと迷走する
- 導入研修の内容が薄い
- 社内の同調圧力がつらい
きつい状況を乗り越える3ステップは、以下の通り。
- 評価制度を理解する
- 効果・効率を考え尽くす
- 行動量を確保する
面接の質疑応答を活用すれば、きつさの内容は入社前に知ることができます。
聞く時のポイントは、以下の2点。
- そのまま聞かない
- 抽象的に聞かない
きついことの詳しい内容が気になる方は、こちらをどうぞ。
≫【現役管理職の私が教える】人材紹介会社の営業職1年目にきついことトップ11
【人材業界の闇②】人材紹介会社の営業職に課されるノルマの全貌
人材紹介営業に課されるノルマは、次の10種類。
- 入社金額・件数
- 成約金額・件数
- 内定数
- 面接通過数
- 書類選考通過数
- 書類応募数
- 求人紹介数
- 新規求人受注数
- 新規アポイント数
- 新規営業行動数
ノルマの辛さは、会社の”3つの状況”次第。
- チェックの頻度
- 責任の単位
- ノウハウ
特にノウハウは、入社前に必ず面接で確認するようにしましょう。
ノルマ達成ができないと起こる”5段階の悲劇”は、次の通り。
- 給料が下がる
- モチベーションが下がる
- 評価が下がる
- 周りから白い目で見られる
- 辞める
”2.モチベーションが下がる”前で踏ん張れるかどうかが、運命の分かれ道。
ノルマ設定を鵜呑みにせず、要素を分解して考え、行動する癖をつけましょう。
ノルマの詳しい内容について知りたい方は、こちらをどうぞ。
≫【辛い理由まで解説】人材紹介会社の営業職に課されるやばいノルマ全10種
【人材業界の闇③】人材紹介会社の営業職は本当に激務なのか?を解説
リクルーティングアドバイザーが激務にはならない、業務構造上の理由は次の2つ。
- 対法人営業だから
- 業務幅が狭いから
ただし”やり抜く力”が不足していると激務になる。
”やり抜く力”を鍛えるには、ロジカルシンキングを勉強しましょう。
次の2冊が、あなたのロジカルシンキングの基礎力を作るのに役立ちます。
激務かどうかを見分ける方法についても気になる方は、こちらをどうぞ。
≫えっ?リクルーティングアドバイザーは激務じゃない?【現役管理職の私が理由を解説】
人材紹介会社の営業職への転職活動の始め方【5ステップで解説】
リクルーティングアドバイザーのメリット・デメリット、どちらも理解ができましたか?
その上で「実際に転職活動してみようかな」と思ったあなたは、次の5ステップで動いていきましょう。
- ステップ①:転職サイトに無料登録
- ステップ②:総合型の転職エージェントに無料登録
- ステップ③:特化型の転職エージェントに無料登録
- ステップ④:”コネ”の確認
- ステップ⑤:①~④を整理してから応募
この時、行動する”順番”が非常に重要です。
なぜなら、あなたとあなたのライバルが同じ経験を持っていても、行動する”順番”の違いによって選考結果が変わってくるから。
少しの手間が、大きな結果の違いを生むので要注意。
詳しくはこちらで解説しています。
≫【未経験でも大丈夫】リクルーティングアドバイザーに転職する5ステップ
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。